続いてGPU部を見てみよう。Ryzen Gの内蔵GPUはVega 56/64をスケールダウンしたものだが、HBM2のメモリコントローラー(HBCC)は当然のことながら省かれている。さらにフレームレートに制限を加えて省電力化する「FRTC(Frame Rate Target Control)」など省略されている機能もあるが、検証時のドライバー(GPU部は17.7ベース)では、Radeon設定内にFRTCの設定が見られた。
また、本来サポートされるであろう(レビュアーズガイドに明確な記載なし)録画機能「Radeon ReLive」については省略されているなど、かなり急造感のあるドライバーであることは否定できない。
加えて、動画の再生を滑らかにする「Fluid Motion Video」に関しては、検証用ドライバーには項目が出現しなかったため試すことはできなかった。この機能に関してはBristol Ridge世代のメーカー製PCでも無効化されている事例もあるので、Ryzen Gシリーズでのサポートに関してはまだ不透明と言わざるを得ない。
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