複数のHDDをNASに搭載して運用することは、コストはやや掛かるが、ネットーワーク経由でデータにアクセスでき、RAIDによりデータ障害などの万が一に備えられる冗長性の確保と、大容量化(設定するRAIDによるが)を実現する。では、実際にRAIDで運用した際、どれぐらい快適に利用できるのか、「IronWolf」の最大容量となる12TBモデルの「ST12000VN0007」をSynologyの4ベイNAS「DiskStation DS918+」に搭載して、各種RAIDのパフォーマンスなどをチェックしてみた。
「DiskStation DS918+」に4台の「ST12000VN0007」を搭載し、複数のHDDを単体として認識させて使用するJBODのほか、Synology推奨の「SHR-1」、「SHR-2」とRAID0/1/5/6/10を構築。パフォーマンス計測は、作成した共有ボリュームをネットワークドライブとしてマウントし、「CrystalDiskMark 6.0.0」のテストデータ100MiB、500MiB、1GiB、2GiB、4GiB、32GiBで行なった。なお、「DiskStation DS918+」とテスト環境PCともに、ギガビットLANでネットワークに接続している。
【テスト環境】 | |
---|---|
CPU | AMD「Ryzen 7 1700」(8コア/16スレッド、3~3.7GHz、TDP 65W) |
マザーボード | ASUS「ROG CROSSHAIR VI EXTREME」(AMD X370、BIOS 3502 2018/01/28) |
メモリー | SanMax「SMD4-U16G48M-26V-D」(DDR4-2666、8GB×2) |
ビデオカード | NVIDIA「GeForce GTX 1080 Ti Founders Edition」(GDDR5X 11GB) |
SSD | Kingston「SSDNow KC400 256GB」(2.5インチ、SATA3) |
電源ユニット | Seasonic「SSR-750TD」(750W、80PLUS Titanium) |
OS | Windows 10 Pro Fall Creators Update(64bit、バージョン 1709) |
週刊アスキーの最新情報を購読しよう