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自宅の近所や避難場所が浸水した場合の状況を体験

VR/AR技術を使った防災教育用アプリが開発

2018年01月31日 14時15分更新

 台風や前線による集中豪雨により、毎年のように水災害が発生している。水災害は、体験しないとその恐怖などは学ぶことが難しい。

 今回、VR技術を活用して手軽に洪水などの水災害を体験することができるアプリ「洪水VR」が開発された。開発元は、いであ株式会社。同社の技術広報誌にて発表されている。

「洪水VR」の画面

 仮想空間内にて洪水が発生し、取り残された状況を体験できるアプリとなっている。スマホにアプリをインストールし、スマホ向けのVRヘッドセットに装着し体験することができる。

 アプリはリアルな洪水を体験できる利点がある反面、準備や必要なものが多いといった欠点がある。そこで手軽に洪水を体験でき、自宅の近所や避難場所などが浸水した場合にどんな風景になるのかを知ることができるアプリも開発したとのこと。このアプリでは、スマホのカメラに映し出される風景に、浸水する映像を重ねて見ることができる。さらに、準備が必要なものはスマホのみと、手軽に体験することができる。

 同社では今後、自然災害によって人的被害が生じることがなく、物的被害も可能な限り小さくなる社会づくりに貢献していくとのこと。

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