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Androidなら私に聞け! Y!mobileが導入したAndroidアンバサダーとは?

2018年02月02日 10時00分更新

 Y!mobileは現在、新しい取り組みとして、Google が提供する「Android Ambassador」(アンドロイドアンバサダー)プログラムを活用しており、Googleのトレーニングを受けたアンバサダーたちがY!mobileの店舗で接客を行なっている。Android(Google)のスペシャリストによる接客で、ユーザーは安心して端末を購入できるし、アフターサポートも万全と好評のようだ。

 今回、Y!mobileにAndroid Ambassadorプログラム導入の背景や、アンバサダーとして実際に店舗に立っている方に話を聞いた。

ソフトバンク モバイル事業推進部 パートナー事業部 5課 大岡満美氏

ディ・ポップス 営業本部 ワイモバイル事業部 石井花奈氏(アンバサダー)

 さっそく、アンバサダープログラムを導入した理由をソフトバンク モバイル事業推進部 パートナー事業部 3課 大岡満美氏に説明してもらった。

大岡満美氏(以下敬称略) ショップとして端末を販売している以上、機能を一通り使えて、お客さんの質問には答えられないといけません。でも、意外とショップ店員でも知らない機能があります。その知らない機能が実はお客様に刺さる機能だったなんてこともあるので、お客様のニーズに合わせた機能を提案し、満足度高く使ってもらうために、スペシャリストであるアンバサダーを導入しました。より濃い知識でお客様を接客するためのプログラムです。

 アンバサダープログラムとは、Androidスマホなどで使用可能なGoogle系サービスについて、幅広い知識を持った人材を育成することを目標にGoogleが実施している。全国のショップからアンバサダー候補のクルーがGoogle本社(東京)に集い、グループで2日間のトレーニングを行なう。修了の証として、専用のパーカー、ネームプレート、SNS的な機能も備えた学習アプリが渡される。いったいどのようなトレーニングを受けるのか、Y!mobileでアンバサダーとして働く、ディ・ポップス 営業本部 ワイモバイル事業部 石井花奈氏にトレーニングの内容などを教えてもらった。

石井花奈氏(以下敬称略) Googleのオフィスに集まってトレーニングを受けるのですが、私のときは同時に30人くらいのクルーが参加していました。その中から何組かグループを作り、サービスやアプリの開発者から直接お話を聞いたり、新機能について学んだりします。Android Oneスマホを支給されるのですが、それを使ってアプリやサービスを実際に使って覚えていくんです。まずはGoogleアプリの基礎の基礎みたいなところから徹底的に勉強します。

 iPhoneしか使ったことがない人も中にはいるらしいが、Android Oneスマホを使うことでAndroidのお作法を覚えてもらうという。しかし、GoogleのサービスはAndroidだけでなく、iOSにも提供されているが……。

石井 たしかに、GoogleのサービスはiPhoneでも使えますね。ですが、基本的にはAndroidに最適化されているので、とくにiPhoneにこだわりがないというお客様にはAndroidスマホをオススメします。私もiPhoneとAndroidスマホ、両方を使っていますけど、トレーニングを受けることで改めてAndroidはこんなに使いやすいんだということがわかりました。iPhoneを購入しようとしているお客様は「みんなが使っているから」「なんとなく」といったあまり積極的な理由でないことが多いですが、何に使うのかを聞いてみると、Androidのほうが向いている場合もあります。アンバサダーとなった今なら自信を持ってAndroidスマホをオススメできますね。

懇切丁寧に相談にも乗ってくれる

 アンバサダーになったら、そこでプログラムは終了なのだろうか。

大岡 アンバサダーが使えるSNSアプリがあって、アクションレポートという掲示板みたいなものに、続々と意見が集まるんです。アンバサダーは全国にいて、ケータイショップだけでなく、量販店やショッピングモールなどお店の形態もさまざま。たとえば、こんなお客様にこんな対応をしたという意見もありますし、わからないことを聞けば誰かしらが答えてくれる。アンバサダー就任後もこのアプリは使えるので、自分が遭遇したことがないシチュエーションなども参考にできます。

石井 アクションレポートは眺めているだけでも勉強になります。毎回同じお客様がきて同じ対応をするわけではありませんから。新しい機能が追加されたら、すぐに使い方やレビューなども見ることができます。常に最新の情報を得られるので、接客にも反映できるんです。スタッフがいるのに不便ではアンバサダーの意味がありませんから。

 アンバサダーの服装がパーカーというのもGoogleの社風が反映されている。

石井 ショップの店員というとスーツでカチっとしたイメージかもしれませんが、パーカーというカジュアルなスタイルなので話しかけやすいようです。とくにアンバサダーはGoogleの公式という安心感もあると思います。またアンバサダーにとっても、このパーカーは特別なものなのでウレシイですね。

 最近、Y!mobileはAndroid ONEのキャッチコピーとして「Googleが使いやすい」を掲げている。スマホに関する知識がある程度ある人なら、ちょっと違和感を覚えるキャッチかもしれないが、スマホを使ったことがない人にとってはこの上なくわかりやすいキャッチなのだ。そのGoogleの使いやすさを教えてくれるアンバサダーは現在全国に400名ほどいる。近いうちに600名まで増やすとのことだ。Androidスマホがほしいけどどれを選んだらいいかわからない、Androidスマホを買ったけどGoogleアプリの使い方がわかならい、という人はパーカーと来てネームプレートを下げているアンバサダーに聞いてみよう。

Googleアプリのことで困ったらアンバサダーに聞いてみよう

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