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第8世代CPU搭載:VAIO Pro PG/ PFのVAIO TruePafomanceの実力を知る

Core i5をi7より速くする「VAIOの高速チューン」を検証、効果を実感!

2018年01月29日 09時00分更新

 第8世代と第7世代のVAIO Pro PFのベンチマークテストを行なった。ACアダプターを接続した状態で、第8世代はVTPオンとオフ、第7世代は「パフォーマンス優先」でのみ計測した。

 まず、CPUの性能差が見えるCinebench R15を使って計測。VTPありとなしでも差が付いたが、コア/スレッド数が違う第7世代とは大きな差が開いた。今回、Core i5-8250U搭載モデルをお借りできなかったため比較できなかったが、VAIOによるとVTPありのCore i5-8250UがVTPなしのCore i7-8550Uを上回る結果が出ている。Core i5-8250UとCore i7-8550Uでは、コア/スレッド数は同じだが、最大動作周波数にかなり差があるため、すべてのアプリケーションで上回るわけではないが、レンダリングやRAW現像、エンコードなど長い時間負荷がかかるような作業では有効だろう。

↑Cinebench R15のCPUの結果。VTPオン/オフでは数値以上に差がある。

↑Cinebench R15のOpenGLの結果。意外とVTPオン/オフで差がついた。

↑VAIOのサイトより。VTPによりCore i5がCore i7より高速に。

 アプリケーション動作を模したベンチマークのPCMarkでも同様の結果。3DMarkはTIME SPY 1.0でテストしたが、グラフィックスがCPU内蔵なためスコア的にはVTPオンでも418とあまり振るわなかったが、今回はCPUスコアに注目し比較している。PCMark10よりはハッキリと差が開いており、VTPの効果とともに第8世代の速さが実感できる。

↑PCMarkでの結果。アプリケーション動作を模したテストなので、VTPが効いているところとそうでないところがあるようだ。

↑3DMarkでは、全体のスコアではなくCPUのスコアを比較。

 CPU-Zでもベンチマークテストを行なったが、こちらはVTPオン/オフの差がほとんど出なかった。むしろVTPオフの方が、数値がよいことも。これは、ベンチマークテストの時間が短いため、ターボブーストが働いているうちに終了してしまうケースがあるため。このように、VTPは何でも速くなるというわけではなく、長く負荷がかかるような処理に有効だということがわかる。

↑CPU-Zのテスト結果は、VTPオン/オフではあまり差がつかず。

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