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第8世代CPU搭載:VAIO Pro PG/ PFのVAIO TruePafomanceの実力を知る

Core i5をi7より速くする「VAIOの高速チューン」を検証、効果を実感!

2018年01月29日 09時00分更新

4年前のマシンとの差は歴然。そろそろ買い替え時期

 VAIO Pro PG/PFシリーズの購入を検討する会社は、おそらくライフサイクル的に買い替え時期に来ているケースが多いことだろう。今回、4年ほど前の第4世代インテルCoreプロセッサーを搭載したVAIO Pro 13をお借りして、どのくらいの速度差が出るのかも検証してみた。Core i7-4510U搭載モデルなのだが、32ビット版Windows 7搭載なため、64ビットのWindows 10搭載マシンとは直接比較は難しいが、参考にとどめておいてほしい。

↑「VAIO Pro 13」。第4世代インテルCoreプロセッサー搭載で、この世代のマシンを使用している企業は多いはず。

 ベンチマークテストには32ビットでも64ビットでも動作したGeekbench 4を使用。このベンチマークテストはさまざまな計測を行ってトータルのスコアを出すが、短時間での計測が多いため、VTPオン/オフの差はあまり現れない。結果は、それでもしっかり差が出た。4世代前との比較もマルチコアスコアは圧倒的差があり、作業効率を考えると買い換え時期といえる。また、搭載のSSDのベンチマークも行なっている。SSDの接続方法が違うが、この速度差はデータの読み出し、アプリケーションの起動速度に大きく影響するため、この点でも導入時には最新SSDを選択したいところだ。

↑Geekbench 4で計測した結果。世代差は歴然。

↑VAIO Pro 13(左)とVAIO Pro PF(第8世代・右)に搭載されているSSDの速度比較。圧倒的大差。

第8世代VAIO Pro PG/PFのオススメ構成

 新たな第8世代インテルCoreプロセッサー搭載モデルの性能を理解していただけたと思うが、ではどのような構成がいいのだろうか。もちろん、すべて最高のスペックを選択できればいいがコストの兼ね合いもあるので、ここではオススメの構成を紹介する。

オススメ構成
CPU Core i5-8250U(1.6GHz / 最大 3.4GHz)
メモリー 8GB
SSD 第三世代ハイスピードSSD(NVMe対応) 256GB
指紋認証機能 あり
LTE あり
TPMセキュリティチップ 搭載
合計金額 20万4800円(税別)※VAIOストア価格

 上記スペックはぜひとも抑えておきたいところ。CPUをCore i7-8550Uに変更するとプラス2万円、メモリーを16GBにするとプラス3万円だ。CPUとメモリーどちらか一方ならメモリー増加のほうをオススメしたい。

↑指紋認証とLTEは生産性をアップする重要な要素なので外せない。

 Core i5-8250Uをチョイスしたのは、先述のとおりVTPオンでVTPオフのCore i7-8550Uの性能を超えるので、CPU性能的には十分と判断。もちろん、VTPを使うことによりバッテリー駆動時間が減ることになるが、VAIOの設定ツールでACアダプター接続時とバッテリー駆動時で、「CPUとファン」の設定が別々にできるので、ACアダプター接続時は「パフォーマンス重視」(VTPオン)、バッテリー駆動時は「標準」(VTPオフ)にしておくと、その都度設定しなくても最適なパフォーマンスで利用できる。

 期末に向けて予算が余っていたり、4月に新入社員を迎えるに辺り新たにマシンを導入を検討している企業、マシンのライフサイクルが4年以上になる企業は、働き方改革を推進すべく、第8世代のVAIO Pro PG/PFシリーズの導入を検討してみてはいかがだろうか。

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