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友だちを作りたかったからということ:

子供がLINEアカウントを平然とTwitterでさらす恐怖

2018年01月16日 19時00分更新

 SNS分析型ペアレンタルコントロールサービス「Filii(フィリー)」を提供するエースチャイルドは16日、子どもがTwitter上でLINEアカウントのQRコード(連絡先)を投稿したとき、親宛てにアラートを出す機能を追加しました。

 そんな機能が必要なの? と感じますが、同社が2016年度に千葉県柏市で実施した実証実験では、実際にLINEアカウントのQRコードをTwitterに流して個人情報を流出させる事件が多発したそう。理由はネット上の友達づくりをするためだったということ。かわいいですが怖いです。

 同社では子どもがLINEのQRコードをTwitterに投稿しているのを見つけた場合、ただちにツイートを消し、LINEの設定画面からQRコードを再発行することをすすめています。

 警察庁が2017年10月に発表した「平成29年上半期におけるコミュニティサイト等に起因する事犯の現状と対策について」によれば、コミュニティサイトを起因とする被害児童は過去最高の919人。特にTwitterを起因とする被害者は過去最高の327人です。

 Twitterは誰が見ているかわからないオープンなSNSです。連絡先を公開したことで予期せぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあります。子どもが事件に巻き込まれる前に、まずは親が正しい知識をつけ、適切な使い方をアドバイスする必要がありそうですね。


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書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)

1983年生まれ、家事が趣味。0歳児の父をやっています。Facebookでおたより募集中

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