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「ラベンダー酵母」を使用した日本酒の香りとは?

花から抽出した酵母で日本酒が! なにこれおいしい!!

2018年01月09日 19時00分更新

 ヒパヒパ。お酒大好きナベコです。ヒパヒパはハワイ語の乾杯。寒い日が続くので南国に行ってのんきにくつろいでいたいなと感じる今日この頃です。

 とはいえ、日本酒は冬がおいしい! 冬を乗り切るためにも日本酒を飲まねば!

高橋酒造店の「美郷雪華」。こちらが珍しい日本酒。

 先日、世にも珍しい日本酒を飲んだのでご紹介します。

■ラベンダーから抽出した酵母を日本酒に使用

 日本酒はご存知のように米を原料にします。また、欠かせないのは酵母。お米の糖を発酵させてアルコールに変えるのが酵母の働きです。酵母は酒のもろみから分離させたものがほとんどで、日本醸造協会によって頒布される「協会7号」「協会10号」などが一般的です。(SAKE MARKET KURANDO公式サイトを参照)

酵母は糖を食べてアルコールをつくります。※画像は高橋酒造店公式サイトから。

 そうなのですが……。

 秋田県美郷町にある高橋酒造店が醸造する「美郷雪華」は、日本で唯一の「ラベンダー酵母」を使用した日本酒です。

 ラベンダー酵母とは耳慣れないですよね。ラベンダーから天然酵母を採取して、培養した酵母。酵母は日本酒の香りに影響するので、特徴的な香りを出せるそうですよ。

 実は最近だと花から抽出した酵母の研究も進んでおり、日本酒造りに活用されています。東京農大の花酵母研究会のサイトを見ても、花の酵母を取り入れている酒蔵さんが複数あることがわかります。

 たまに日本酒の香りを「花のよう」と評することがありますが、実際に花の酵母を使用した日本酒とはどういう香りがするものでしょうか?

 ただし、ラベンダーの香りを想像すると香りが強すぎないかな、とも思うのですが。

■香りは? 飲んでみた

 考えるより飲むがやすし。「美郷雪華」の純米大吟醸のサンプルが手に入ったので飲んでみました。

ラベンダーの香りはしなかった!

 ふわっと広がる金平糖のような蜜の甘味。ふくよかな味わいで、後味は水のようにすっきりと美しいです。甘味がたっぷりでフルーティーなのにクドくはなく、ワインのような印象の日本酒でした。

 あーおいしい。

 甘い日本酒だと私は酒バカなので「ジュースみたい、ガブガブ」なんて一気に飲んでしまうこともあるのですが、「美郷雪華」はガブ飲みするにはもったいない気品と香りの豊かさがあります。

 個人的には食中酒だともう少しどっしりめの味わいの日本酒が好きなのですが、洋風の食事やスイーツに合わせるには良さそうです。

 さて、ラベンダーの香りがするかというと、これがしないのです。マスカットのような豊潤な香りが一瞬しますが、決してラベンダーというわけではない。日本酒として違和感のない香りです。

 実はラベンダー酵母を使用するとフルーティーな香りが出ますが、ラベンダーの香りがするわけではないそうです。ほっとしたような、拍子抜けなような。

■お酒好きの人へのプレゼントによさそう

 そんな、「美郷雪華」の純米吟醸は秋田美郷町を中心に周囲の酒販売店などで取り扱いがあります。詳しくは高橋酒造店の公式サイトをご確認ください。「美郷雪華」の純米大吟醸は、Makuake限定で4000円から発売中。こちらは3月末まで。

女性に喜ばれそうです! フルーティーな味の日本酒が好きという男性にも。

 自分で飲むのもいいですし、珍しいものなのでお酒好きの人へのプレゼントにもちょうどよさそうだと思いました。

 みなさんは2018年はどんなお酒を飲みましたか? そして、飲む予定ですか?

 酒飲みにとってステキな年にしましょう! あらためまして、ヒパヒパー!!


ナベコ

寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になったので写経を体験したい。写真はコスプレです。Facebookやってます!

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