嫌なニュースは「そもそも見ない」という選択(HACK115)
どの新聞サイトやニュースサイトでもいいのですが、適当にページを開いてトップニュースを見るとわかることがあります。
それは、ほとんどのニュースが最近起こった悪い出来事についての記事でなければ、興味を引き付けはするものの明日には忘れていても害のない話題に過ぎないという点です。
災害、犯罪、汚職や政治的な争いといったニュースには、共感を誘ってなんとかしたい気持ちになるものから、不正や問題に拳を振り上げたくなるものまでさまざまです。しかし、そこで時間を使って丹念に情報を追いかけても、ほとんどの場合はムダでしかありません。
そこで、こうした時事的なニュースを自分から読みにいき、追い求めるのは最初からやめてしまうことで、もっと有益な情報に割り当てる時間を確保することができるようになります。
これは時事問題に目をつぶるということではありません。それほどに世間を賑わせている事件ならば、伝聞やSNSといった形で、放っておいてもいずれ耳に入ります。誰かがあなたにその情報を伝えるまでの時間は時間差として許容範囲内ですし、そもそも届かなかったならば、それはそこまで重要ではなかったのだろうというフィルターとしても使えます。
嫌なニュースを日常的に見ていると、それに慣れてしまい、心がしだいに冷えていきます。また、刺激的なニュースはあえてそのような感情的な反応を引き出すように書かれているだけという場合もあります。
そうした情報におどらされないようにするには、まず見ないことです。
そして自分の耳に届くまでに、バッファーの期間を持つことが大事なのです。
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