クアルコムは、米ハワイでメディア向けイベントの「Snapdragon Tech Summit」を開催した。初日にあたる12月5日(現地時間)の基調講演では、Snapdragonを採用したWindows 10搭載のPCを披露した。
Snapdragon登場から10年、「スマートフォン以外」への搭載も進む
基調講演は、クアルコムのEVP、Cristiano Amon氏が、今年で10周年を迎えたSnapdragonの歴史を振り返るところから始まった。
「スマートフォンは、全人口の約60%が使う中心的な存在になり、デジタル産業を大きく変えた。カメラ、ゲームデバイス、ミュージックプレイヤー、ビデオプレイヤー。これがスマートフォンだ」と語るAmon氏。一方で、「モバイルの技術がほかの産業に広がり、マーケットが拡大している」という。
実際、2019年から2020年に導入が見込まれる5Gは、「携帯電話だけでなく、あらゆるものがインターネットにつながる」よう設計されている。この5Gに向け、クアルコムは「Snapdragon X50 5G Modem」と呼ばれるモデムを開発。2017年10月には、5G NR(New Radio=新周波数帯)に対応したスマートフォンの試作機も公開した。
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