8Kが確実に普及するのはテレビよりPCディスプレー デルがセミナー実施
2017年12月06日 15時30分更新
デルは12月6日、8K映像に関するプレスセミナーを開催。8Kが必要とされている現場などを紹介した。
同社は7月28日に8K(7680×3320ドット)解像度の31.5インチディスプレー「UP3218K」を発売(税抜の直販価格は49万8800円)。ターゲットユーザーとしてメディアやエンターテインメント、科学分野などを想定しており、ユーザーの声も好評だという。
4000万画素のデジカメ写真も等倍で表示できる
セミナーでは2名のゲストスピーカーが登壇。最初に登壇したのはフォトグラファーの西尾 豪氏。
西尾氏は、現在のデジカメは4000万画素クラスのものも登場している一方、フルHDや4Kのモニターでこの画像を表示するには解像度が低いと指摘。等倍表示にした場合、一部しか表示されないからだ。
![8K(左)と4K(右)のモニターで等倍表示させたところ。これだけの違いがある 8K(左)と4K(右)のモニターで等倍表示させたところ。これだけの違いがある](https://ascii.jp/img/2017/12/06/638298/l/883aaad4273c333a.jpg)
8K(左)と4K(右)のモニターで等倍表示させたところ。これだけの違いがある
しかし、8Kモニターなら等倍でほぼ全体の表示が可能で、またAdobeRGB 100%に対応する色域を持つため、色の再現性も高く、確認作業の効率が上がるとした。
さらに、UP3218Kは画面を90度回転させることで縦表示が可能。縦位置で撮った写真をそのまま表示できるため「(モデルの)全身を撮った写真もかなりすごい」と感想を語った。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります