エンジニアや玄人が惚れる、Ultimate Ears「UE11Pro」
耳型の採取に合わせて機種選びも進めていきます。
製品はいろいろと検討を重ねましたが、Ultimate Earsの「UE11Pro」となりました。音はもちろんですが、デザインも悩みながら決断したものです。
UE11Proは3ウェイ4ドライバーの機種で、e☆イヤホンでの販売価格は14万9800円です。候補としては同じUltimate Earsの「UE7Pro」(2ウェイ3ドライバー、10万9800円)、「UE Pro Reference Remastered」(3ウェイ3ドライバー、12万9800円)と聴き比べてもらいました。
さて、どんな感想を持ちましたか?
上野優華 「UE7Proは低音推し! 聞きなれた曲でもライブ感を感じますね~。Reference Remasteredはすこし優しい感じがありますね。でも3機種の中ではやはりこれUE11Proですね!
全然違う、すごくいいですね。びっくりしました。バラードを聴いた時の歌のリバーブ感もよく分かります。音が追えるようになるから、ステージ上のパフォーマンスがより上手くできるかも! 空間をとらえるのが上手な製品で、ああ、いまここに立って歌っているんだって分かります。楽器はここで、私はこんな感じで立って……そして、ライブでこういう曲を歌って、こんな歌い方をしたら楽しいだろうななんて、どんどんイメージが広がっていきます」
実はUE11Proはe☆イヤホンとしてもイチオシ、試聴したエンジニアが気に入って買っていくなど、特に通好みのセレクトなのだそうです。
このほか上野優華さんにも店頭で様々な機種を聴いてもらいました。参考までに以下がその製品名。()内は試聴時の感想を抜粋したもの。
カナルワークスの「CW-L77PSTS」(見た目同様、キラキラした音ですね)、FitEarの「MH335DW」(近い傾向? 声がクリアに聴こえます)、Custom Artの「Harmony 8」(モニターっぽいというかライブっぽいというか……ステージの返しに使うモニタースピーカーに近くてなじみがいいですね)、JH Audioの「LOLA」(神様感ありました※、低音が出ているけどボーカルも埋もれず見通しがいい)、Noble Audioの「Savanna」(フラットな音だからサバンナ! すっきりクリアーで結構好き!!)、Jomo Audioの「Flamenco」(かわいいですね、ここでアコギが鳴ってるんだろなっていう位置感も分かります。ライブの歓声なんかも忠実に聴こえそうですね。よいですな~)、64 Audioの「A18 Tzar」(フィット感が良くて、意外に軽いですね。フラットではないけど定位がしっかりしています。音圧的な迫力は優しげですが、でも勢いがないわけではない)などなど。
※JH Audioのジェリー・ハービー氏はイヤモニ界の神様と呼ばれています。
高価な製品だけにじっくり選びたいところですが、聴き込むとあっという間に1日が過ぎてしまいそうです。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります