エレコムの新フラグシップ「WRC-2533GST」レビュー
iPhone Xと一緒に購入したいセキュアで爆速なルーター発見
最新スマホを買ったらWi-Fi環境も一新すべし
今年の秋は豊作だ。iPhone 8/8 Plusに始まり、Galaxy Note8やiPhone X、Xperia XZ1など、スマホの最新モデル目白押し。さらに、最近のノートPCも11ac対応が当たり前。でも、自宅のWi-Fi環境が一昔前だと、最新機種を買い揃えても宝の持ち腐れ。大掃除と一緒に自宅のWi-Fi環境も見直そう。
ルーター選びで重要なポイントは以下の3つだ。
1. アンテナは5GHz帯と2.4GHz帯と分かれており各4本以上
2. 複数の機器が同時接続できる「MU-MIMO」や電波強度を高める「ビームフォーミング」などの最新技術に対応
3. セキュリティーが万全
これらを満たした無線LANルーターはズバリ、エレコム製無線LANルーターの最上位機種「WRC-2533GST」だ。従来から中身もデザインも一新しており、性能もアップしている。
新フラグシップモデルはデザインも感度もレベルアップ
まずは外観から。従来はスリムタイプのデザインを採用していたが、今回のWRC-2533GSTからボックスタイプに変更。アンテナは外付けでなく内蔵にこだわり、スッキリとした外観が特徴だ。背面には4つのギガビットポートとWANポートが備えられており、ギガビット通信可能な光通信を利用しても、余すことなく高速通信を享受できる。設置は、テーブルや棚などに縦置きや横置きができるほか、壁に固定できるよう石膏ボード用の取り付けネジを同梱。さまざまな家庭にマッチする。
内蔵するアンテナは5GHz帯と2.4GHz帯で分かれ、それぞれ送受信4本、計8本を搭載。ハイエンドタイプのルーターだと、外部アンテナがゴツゴツと立ち並んでいる印象が強いが、電波感度や強度的には内蔵アンテナでも遜色なく、さらに今回グループ会社のDXアンテナの技術を取り入れることにより、従来より性能がアップ。より広く、より強い電波を発生可能だ。
11acに対応し、デュアルコアCPUを搭載することで、5GHz帯と2.4GHz帯における通信処理が同時に処理できるので、ボトルネックが解消。ハードウェアNATによりルーティング処理も高速になり、スループットも向上。高速通信を極力妨げない仕様になっている。
また、複数の端末のデータを同時に送信できる「MU-MIMO機能」、特定の端末に集中して電波を送信する「ビームフォーミングZ」、快適な4K動画の無線接続を可能にする「ひかりTVモード」、ひかりTVなどのマルチキャスト ストリーミングのコンテンツも快適に再生できる「IPv6パススルー機能」など、WRC-2533GSTはより高速に、より快適にコンテンツを楽しめる技術を盛り込んでいる。
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