シャープが22日、天井に設置できるLEDシーリングライト一体型空気清浄機「天井空清」(FP-AT3)を発表。1月20日に発売します。家庭用空気清浄機としては業界初です。
LEDシーリングライト一体型空気清浄機
天井空清 FP-AT3
想定実売価格9万円前後
適用畳数12畳(照明)14畳(空清)
シャープ
http://www.sharp.co.jp/kuusei/
家電アスキーの盛田 諒(34)です、こんにちは。うちには今月で9ヵ月になる赤ちゃんがいて、空気清浄機はずっと買おうか迷ってきました。今までは場所もないしモノを増やしたくないしなーとあきらめていたのですが、シャープがなんとLED照明と1つにするという形で解決してきました。
引掛シーリング・引掛ローゼットなど一般的な照明用配線器具があれば、付属の取付金具で設置できます。購入者が直接設置することもできますが、やや重いので、購入時に照明設置業者に取りつけを依頼したほうがよいとのこと。電源は照明プラグから直接とるのでコードもじゃまになりません。
本体中心から部屋の空気を吸い、左右からきれいな空気を吹き出します。吹き出した空気を床までしっかり回すことで、通常の空気清浄機に比べてもまったく遜色のない性能を発揮できるということ。送風ファンにはトンボの羽根の形を応用し、運転音をおさえられるように工夫。静音運転時なら23dBと比較的静かに運転できます。強運転時には45dBとやや大きな音がします。
フィルターは、脱臭機能つきの静電HEPAフィルター、プレフィルター、使い捨てプレフィルターの3層構造。HEPAフィルター、プレフィルターはどちらも取りはずしてお手入れができます。使い捨てフィルターは3枚を製品に同梱。フィルターホルダーには落下防止のヒモつきです。
LEDシーリングライトとしても使えます。調光は明暗10段階、調色も寒暖10段階で調整可能。特色で「さくら色」(「八重桜」「ソメイヨシノ」2種類)の光も選べます。
本体上面には空気の汚れ具合を光の色で知らせる「きれいモニター」があり、汚れているときは赤、やや汚れたときは橙、きれいなときは青に光ります。照明・空清はいずれもリモコン操作。
空気清浄機能とLEDシーリングライトはそれぞれ単独でも運転可能。消費電力量は最大75Wで、1時間あたり最大約2.03円。日中は1時間あたり約0.14円~約0.73円。夜間は1時間あたり約0.22円~約2.03円。明るさによって消費電力が変わります。
シャープでは天井設置型のLED照明一体型プラズマクラスターイオン発生器も発売中。E26口金形状で使えて人感センサーつき、トイレに設置した消費者から評判がいいとのことでした。
担当者によれば「『亭主元気で留守がいい』といわれるように、居場所がなかった空気清浄機に居場所を用意したい」と考えて開発したということ。共働きの時代にずいぶん古くさいことを……と思ったのですが、アイデアには感激しました。埋込式天井用空気清浄ユニットは以前からあったのですが、シャープは照明と合体させたことで賃貸住宅でも導入できるようにしたというのがポイントです。想定売価は高いのですが、投資効果は期待できると思います。
書いた人──盛田 諒(Ryo Morita)
1983年生まれ、家事が趣味。0歳児の父をやっています。Facebookでおたより募集中。
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