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REVELとマークレビンソンをアピール

「一人でも多くの人に音を聴いてもらいたい」ハーマン新製品発表会

2017年11月08日 06時00分更新

丸みを帯びたフラッグシップモデルは受注生産

 ハイエンドラインのULTIMAシリーズにも、新モデルのSALON2とSTUDIO2を追加する。丸みを帯びたエンクロージャーにベリリウムツイーター、チタンコーンにネオジウムマグネットを組み合わせたミッドレンジ/ウーファーを搭載する。

 フラッグシップのSALON2は200mmウーファー×3、165mmミッドバス、40mmミッドハイ、25mmツイーターの、4ウェイという構成。STUDIO2は200mmウーファー×2、133mmミッドハイ、25mmツイーターの3ウェイ。発売時期、価格は未定。受注生産で納期は4ヵ月としている。

 そのほかの主な仕様は、SALON2のインピーダンスが6Ω、出力音圧レベルが86dB(2.83V/1m)、周波数特性が23Hz~45kHz(-3dB)。SALON2のインピーダンスが6Ω、出力音圧レベルが87dB(2.83V/1m)、周波数特性が32Hz~45kHz(-3dB)。サイズと重量は未公開。

F228Be(画像左)とフラッグシップモデル「ULTIMA SALON2」(画像右)

Mark Levinsonからアナログターンテーブルが登場!
172万円のインテグレーテッドアンプも

 Mark Levinsonブランドからは、VPIインダストリーズとの協業によるアナログプレーヤーNo515が登場。Mark Levinson初となる協業で、アルミ削り出しのアームベースに用いられる独自機構など、VPIの技術をそのまま導入したという。

 ステンレス削り出しのスピンドルは、公差0.01mmという高精度のものを採用。ターンテーブルのベースとなるプラッターは約9kg。削り出しのアルミで、裏面には制震のためにMDF材のダンピングディスクを包含したという。シャーシは剛性を追求し、削り出しのアルミ1枚板を12.5mm厚のMDFでサンドイッチした構造を採用。コーナーポストとインシュレーターには金属に近い樹脂素材「デルリン」製で、脚にはマークレビンソンのアンプと同じアルミフットを装備する。

 シェル一体型のトーンアームシャフトは3Dプリントで製造。振動を排除するためモーターは別筐体で完全分離とし、シャーシと同じく3層構造の筐体を使用。ターンテーブルは3本のベルトでドライブする。モーター内には33/45回転のスピードコントロールが内蔵しており、電源の正弦波生成に用いられるオシレーターは、各回転系統ごとに独立して搭載される。

 そのほかの主な仕様は、サイズが幅515×奥行き405×高さ220mm、重量が25.8kg。

会場で展示されていたNo515。デモではREVELスピーカーを朗々と歌い上げた

 インテグレーテッドアンプ「No585」のアップデート版No585.5も登場。

 完全ディスクリート構成のアナログ部は、パワーアンプがAB級の200W+200W(8Ω)。左右独立の巻線を使用した電源部のトロイダルトランスは800VA、電解コンデンサーの合計容量は92400μFと、大容量の設定として駆動に余裕を持たせている。

 ボリューム部は可動部のないR-2Rラダーボリュームコントロール。デジタル入力は合計で6系統あり、再生ファイルは192kHz/32bitまでのPCMと、5.6MHzまでのDSDに対応する。フォノイコライザーは上位機種「No523」「No526」と同じもので、フルディスクリート、フルバランス、デュアルモノ構成だという。サイズと重量は未公開。

No585.5。200W+200WのAB級パワーアンプで、REVELスピーカーを駆動してみせた

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