ごきげんよう、のんべろ記者ナベコです。お酒大好き。合言葉はヒパヒパ!(ハワイ語の乾杯)
最近、洋酒だとジンが流行っていると聞きます。大手の酒メーカーではなく小規模の蒸留所によるクラフトジンを扱っている店舗が増えているとか。クラフトビールに引き続きクラフト〇〇ブームです。私もジンはスッと抜ける感じが好きで飲みますが、クラフトビールとは違ってボトル数千円と気軽には買えないので、ブームがどのように推移するか見守りたいです。
今回はジンのカクテルのお話です。
先日、ボンベイ・サファイアの最上級ジン「スター・オブ・ボンベイ」と、氷点下で抽出した「煎茶」のカクテルを飲みました。
ジンと煎茶……。合うのでしょうか?
よくわからない。わからないけど、すっきりしていておいしそう!!
ジンは蒸留酒ならでの舌に残らない味わい。煎茶も飲むとすっきりするから、きっと掛け合わせると爽やかな味なのだろうな。そんな安直なイメージしかわきませんでした。
いざ飲んでみますと「すっきり」という想像はぴったり。
茶葉の爽やかな香りと、ジンのクールな味わいが合わさって、鼻をスッと抜けます。ジンだけどキツくなく、お茶だけど渋すぎるということがなく、抵抗なく飲めました。おいしい~!!
ジンが得意ではないという人も、茶葉のふくやかな香りがするので飲みやすいと思います。日本人に好まれる味わいというのでしょう。キリリとするのに豊潤、飽きずにいくらでも飲めてしまそう。
煎茶というともっと苦みや渋みが際立つかと思ったのですが、意外にも苦みがなくまろやかな味わいでびっくりしました。まろやか味わいの秘密は、煎茶抽出に活用したシャープの蓄冷材にあったのです。
煎茶は、一般的にカテキンが多く苦みも濃いのですが、氷点下の温度で抽出すると旨味成分のアミノ酸が抽出され、まろやかな味わいになるとのこと。ですが、当然氷点下だと水は凍ってしまいますし、煎茶は一定の時間液体に淹れないと抽出されないため、一般的な設備だと難しいです。
ですが、シャープの蓄冷材を活用すると、冷凍庫で冷やしたジンに煎茶を漬け込む(インフュージョン)ことで、氷点下で抽出した煎茶のお酒が楽しめます。ジンは凍結温度が低いため、冷凍庫で冷やしても凍りません。
クラウドファンディングプラットフォームのMakuakeでは「氷点下抽出で振る舞う煎茶GIN」プロジェクトを10月26日現在実施中。氷点下抽出キットはこちらのプロジェクトに支援するかたちで購入できます。支援コースは8970円から。プロジェクトは、すでに目標金額の100万円を達成しています。
蓄冷材は、マイナス24℃~プラス28℃の温度領域の特定の温度で蓄冷できるというもの。通常の蓄冷材だと氷点下の温度は保てないので、シャープの特殊技術ならでは。シャープがテレビやパソコンなどの液晶材料の研究で培った技術をベースに開発したそうです。
シャープはもともと、停電がおきても冷蔵庫・冷凍庫の庫内温度を一定に保つことを目的に、特殊な蓄冷材を開発していました。今回のプロジェクトでは、蓄冷材を商品化し、汎用性を高める道を模索する一環で、茶農園を営むカネ十農園とコラボ。
冷蔵庫、冷凍庫のために研究した技術がお酒につながるというのは、酒好きにとって興味深い話ですね。通常では保つことができない温度が維持できることで、今後も特赦なカクテル作りに活用できそう。他にも、お料理をおいしくすることなどもできるのではないでしょうか。蓄冷技術の話でしたが可能性は激アツかもしれません。ヒパヒパ!
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ナベコ
寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になったので写経を体験したい。Facebookやってます!
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