週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

Spotify/AWAなどストリーミングにも強い「ND8006」と「PM8006」

これさえあれば? CDからハイレゾまで全対応の新プレーヤーほか──マランツ

2017年10月22日 09時00分更新

地味に見えるが着実な進化を遂げたアンプ部

 アナログプリメインアンプのPM8006は、従来モデルのPM8005からプリ部を改良。上位モデルと同様、新たに電子ボリュームを採用した。

 経年変化に強く、可変抵抗を使う「機械式ボリューム」ではどうしても発生してしまう、クロストークや音量差が生じない。JRC製のボリュームコントロールICを使っているが、このチップは外部アンプの接続が可能で、HDAMを使い、ディスクリートで組んだ外部アンプを付けられる点もメリットだという。ちなみに、アナログボリュームのフィーリングが好きという人に配慮して、ボリュームゼロと最大でツマミがきちんと止まる構造にしているのもこだわりポイントだ。

プリアンプ部

電子ボリューム

厳選したパーツを使用している

 アナログレコードの再生にも注目が集まっている。フォノイコライザーも新開発した。MMカートリッジ対応のNF-CR型フォノイコライザーで「Marantz Musical Phono EQ」と呼んでいる。SC-11S1以来取り組んでいる、コンスタントカレントフィードバックの仕組みを取り入れている。これを2段構成として1段あたりのゲインを下げて低歪み化、PM8005と比較して全段で10dB程度の歪みを改善できる。もともとのSC-11S1では「The Hi-Fi」という感じのクール目のサウンドだったそうだが、アナログらしいよりリッチなサウンドになったという。

フォノイコライザー部

 背面のスピーカーターミナルもマランツオリジナルの「SPKT-1+」となった。真鍮削り出しパーツに厚みのある1層のニッケルメッキを施している。100W+100W(4Ω)、70W+70W(8Ω)出力で本体サイズは幅440×奥行き379×高さ128mm、重量は12kgだ。

スピーカー端子

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう