週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

AK70 MKIIとAK CD-RIPPER MKII

小型ボディーに高出力アンプを詰め込んだハイレゾ機「AK70 MKII」

2017年09月20日 11時00分更新

 アユートは「Astell&Kern AK70 MKII」を10月14日に発売する。価格はオープンプライス。アキハバラ e市場での直販価格は7万9980円。2016年6月発表の「AK70」の上位機種で、AK70はしばらく併売する。

 また、PCレスでリッピングができる、USB接続の外付けCDドライブ「AK CD-RIPPER MKII」の投入も発表となった。今秋発売予定で、価格はオープンプライス。アキハバラ e市場での直販価格は5万4980円だ。

 内蔵CDドライブがHi-Fiグレードになったほか、重厚感のあるキューブ型デザインに変更。1260gとずっしり重く、制振性能も向上しているという。本体にはMicro-USBに加え、USB TypeCケーブルも付属する。AK70 MKIIはもちろん、AK240以降、最新のSP1000まですべての機種に対応するという。

AK CD-RIPPER MKII

キューブを組み合わせたようなデザインで、Aのロゴもワンポイントで使用

先行試聴会の開催決定

 アユートは9月25日の17:00~20:00に、dues新宿で「AK70 MKII」と「Michelle Limited」の発売前先行試聴会を開催する。参加費は無料。事前予約なども不要ということなので、興味を持った方は参加してみてはどうだろうか。

名称:「Astell&Kern AK70 MKII」「Michelle Limited」発売前 先行試聴会
日時:2017年9月25日(月)17:00~20:00
会場:dues 新宿(http://dues-shinjuku.diskunion.net/)
住所:東京都新宿区新宿 3-28-4 新宿三峰ビル 4F
   JR新宿駅東口より徒歩2分、東京メトロ新宿三丁目A5出口より徒歩1分

■関連サイト

アンプを強化、そしてデュアルDACに

 AK70 MKIIのキャッチフレーズはAK70の“MUSIC FRIEND IN MY POCKET”に対して“YOUR NEXT PREMIUM”だ。この言葉が表すように、AKシリーズの高音質を手軽かつ身近に手に入れる点をコンセプトにしたAK70をベースとしつつも、より一層プレミアムな性能を提供する点に主眼を置いている。

バランス駆動にも対応

ボリュームは物理式のつまみで調節する

 第1の特徴はバランス駆動時の電圧(実効電圧)を4.0Vrmsと、直販価格49万9980円の超高級機「A&ultima SP1000」並みに強化した点だ。実際に内部を確認したわけではないのだが、アユートの担当者に聞くと、「アンプ部分の回路構成やオペアンプなど利用パーツはほぼ流用で、SP1000に限りなく近い」という。出力の大きさがまず目立つのだが、AK70に対してAK70 MKIIではS/N比(アンバラ:118dB/バランス:119dB)や歪み率THD+N(アンバラ/バランス:0.0005%)が大きく改善している。

AK70 MKII、SP1000、AK70の出力・S/N比、歪み率

 第2の特徴は内蔵DACをデュアル構成にした点だ。シーラス・ロジックの「CS4398」を2基使用する。DAC構成は20万円超で売られていたAK240/AK120IIと同等だ。これだけで、同じ音質とは言いにくいのだが、左右のセパレーションなどに確実なメリットが出ると思う。

 PCM変換/ダウンコンバートになるが、再生可能フォーマットとしてはPCM384kHz/32bit、DSD5.6MHzまでをサポートする。ネイティブ再生では192kHz/24bitまで対応する。ここはAK70やAK120IIと同じだ。DSD11.2MHzの商業配信音源も一部出てきているが、既存の配信フォーマットはおおむね網羅できるだろう。

デュアルDAC構成+バランス駆動に対応、左右独立の回路構成となる

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります