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Surface初の一体型デスクトップは大画面がキモチいいのだ

Surface Studio 試用レポート 画面を倒してペンで書く新世代の一体型PCなのである

2017年06月29日 12時00分更新

 マイクロソフトが5月26日に発表した新Surfaceラインアップ4機種で唯一のデスクトップモデルSurface Studioの実機を試用できたので、紹介していく.

3対2の28型ディスプレーは
薄くて広くて、とにかく迫力なのである.

 Studioは、28型ディスプレイの土台部分にPCが収納された一体型モデルである.もちろん画面の縦横比はほかのSurfaceと同様に3対2.解像度は4500×3000ドットと、通常の4Kディスプレイ(3840×2160ドット)を越える解像度による精細さが最大の魅力.そして、表示部を片手で傾けることができ、ペンやダイヤルを使って巨大タブレットのように使うことができる.

この倒した状態を「Studioモード」と呼びます.ダイヤルを画面において、ペンでお絵描きしましょう.

 表示部は横が約60センチで縦が約40センチある.3対2比率というのは16に合わせると16対10.7である.数字上の16対9よりすこしだけ四角いのかなと思うと間違いで、ほかのSurfaceシリーズも同じなのだが、16対9に慣れた目でみると、正方形に近くみえるほどだ.

 Studioのデモではよく絵を描いているが、この面積と解像度は仕事にも向くのだ.試しにエクセルを起動してみると、画面倍率200%(これが推奨となっている)で、50行、150%なら70行、125%なら80行が表示される.ためしにブラウザーを多数起動してみた.125%なら9面を同時に開いてASCII.jpが表示できる.もちろん字も読めるよもちろんです.巨大な表を毎日扱っているキミたちや、ブラウザーとエディターを複数起動してWEB記事を書いているボクたちにも超便利なマシンなのである.

画面倍率125%でエクセルを起動するとこんな状態.49×88行表示され、もちろん文字も読める.(クリックすると実サイズで表示します)

ブラウザーを9面表示してASCII.jpを表示.横幅がきちんと表示され、もちろん文字も読める.お仕事はかどりますはい(クリックすると実サイズで表示します)

 本体とディスプレイはクローム仕上げの2本のバーでつながっており、内部にはバネが仕込まれていて、カウンターウェイトがかかっており、片手で軽く動かせる.土台側の軸とディスプレイ側の軸は完全に同期するようになっているので、傾けたつもりなのに空中にあるとか、立てるときに持ち上げそこなって机にディスプレイがぶつかるといったダサい状態にはならない.非常に美しい設計なのである.ただし、逆にいうと、ある角度でそのまま上下の高さを変えたいとか、ある高さのまま角度だけ変えたいということはできない.高さと角度が連動しているのである.

直立させると画面位置は土台の上にくる.この状態で高さを調節はできないが、指1本で傾けられるのは魅力なのだ.

画面が手前にずれながら倒れていく.ちょうど手前の部分が机に設置して止まる.土台の左右にコネクターが付けられないのは、アームがこのように動くからだ.

 マイクロソフトは、寝かせてペンやダイヤルで操作する状態を「スタジオモード」、立ててマウスで使う状態を「デスクトップモード」と呼んでいる.

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