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まさにハリケーン! ランボルギーニ「ウラカン RWD スパイダー」で風を感じる!

ついに雲上カー・ランボルギーニ登場!
「ウラカン RWD スパイダー」でドライブ!

 ランボルギーニ。クルマに詳しくない人でも聞いたことがあるだろうイタリアのスーパーカーメーカーだ。正式名称はヌオーヴァ・アウトモービリ・フェルッチオ・ランボルギーニ SpA。現在はドイツのアウディ傘下だが、一環してガソリンエンジンのハイパフォーマンスカーを作り続けている。

 元々はトラクターのメーカーだったことは有名な話。社長のフェルッチオ・ランボルギーニはトラクターやエアコン、ボイラーなどで成功したあと、フェラーリを購入するもそのクオリティーに不満を持ち、自分で改造したところから自動車メーカーの設立に繋がっていく。

 今でも名車として語り継がれる「ミウラ」や「カウンタック」(クンタッシ)などを次々とリリースし、名実ともに高級スーパーカーメーカーにのし上がるも、クーデターやオイルショックなどでたびたび資金難が訪れ、フィアットやクライスラーの傘下になったり、投資家に買われたりと、その歴史は順風満帆ではなかった。1999年にアウディ傘下に納まり、現在に至っている。

 ランボルギーニはほかの自動車メーカーと違い、ラインナップは少数精鋭。現行はフラッグシップとその下のモデルの2通りのみ。V12エンジンを積むフラッグシップは、ミウラからはじまりカウンタック、ディアブロ、ムルシエラゴという系譜のアヴェンタドール。V10エンジンのモデルはランボルギーニ史上もっとも売れたというガヤルドの後継、ウラカン。この2台が今のランボルギーニである。なお、ウラカンはアウディ・R8と共有部品も多い兄弟車だ。

 今回お借りしたのは、「ウラカン RWD スパイダー」(Hurácan RWD Spyder)。ウラカンにはいくつか派生モデルがあり、頂点である「ウラカン ペルフォマンテ」、ノーマルの「ウラカン クーペ」、オープンモデル「ウラカン スパイダー」、後輪駆動(MR)になった「ウラカン RWD クーペ」、戦闘機をモチーフにした限定車「ウラカン アヴィオ」、そして「ウラカン RWD スパイダー」。合計6モデルがウラカンファミリーだ。

 ほかには、SUPER GTをはじめ国内外のツーリングカーレースで走っている「ウラカン GT3」や、ワンメイクレース用の「ウラカン スーパートロフェオ」といったレースモデルも存在する。

 ちなみに、ウラカン(Hurácan)という名前はスペイン語でハリケーンを意味し、1800年代に活躍したスペインの闘牛の名前からきているそうな。すでに名前でカッコ良すぎる。

屋根を閉めた状態。超軽量のソフトトップを採用している

屋根があるなしで見た目の印象も変わってくる

フロントタイヤは245/35 R19

リアタイヤは305/35 R19

トランクは狭いが奥行きがある。しかし、ゴルフバッグは乗らなそうだ

もはやエンジンを見ることはできず、オイル交換などメンテナンス優先の構造になっている

 ウラカン RWD スパイダーはその名のとおり、後輪駆動モデルをオープンにしたモデル。ウラカン クーペが610馬力、車重1422kgなのに対して、580馬力、1509kgとスペックは抑えられているのが特徴。ハンドリングを楽しむRWDモデルをオープンにしているという、かなりユーザーを選ぶモデルなのは間違いない。お値段は2788万5924円(税込)と、この記事で紹介してきたクルマの中でも最高クラス。今回の広報車はオプションカラーの「Blue Le Mans」が102万円で、さらにオプションてんこ盛りで合計3400万円オーバー! アヴェンタドールよりは安いとはいえ、雲上カーのお値段だ。なお、日本には今年の1月に入ってきたばかりのニューカマーである。

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