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「MOVERIO BT-300」アプリ作成は、Android(TM)用アプリ開発者にオススメ!!

アプリ開発者に聞く、「MOVERIO BT-300」の魅力と開発の楽しみとは?

2017年03月28日 14時00分更新

 エプソンのメガネ型スマートグラス「MOVERIO BT-300」は、AR(拡張現実)や360度動画を楽しめる最先端デバイス、あるいは高精細映像を視聴できるシリコン有機ELディスプレイを採用したAV機器としての魅力を備えており、ハードウェアとしての特長をご存じの方は多いはずだ。

 そこで今回は趣向を変えて、「MOVERIO BT-300」アプリ開発を行っているエプソンアヴァシスさんの花村伸章氏(事業推進本部 事業推進3部 マネージャー)、馬場博晃氏(事業推進本部 事業推進3部)、大森裕介氏(事業推進本部 事業推進3部)に、アプリ開発者から見た魅力と、開発における楽しみなどを伺ってみた。「MOVERIO BT-300」は、OSとしてはAndroid™ 5.1を採用しているため一般的なAndroid™用アプリ開発環境を利用でき、無償配布のSDK(ソフトウェア開発キット)を利用することで「MOVERIO BT-300」ならではといえる固有機能にも挑戦しやすいとのことなのだ。

花村伸章氏(エプソンアヴァシス 事業推進本部 事業推進3部 マネージャー)

馬場博晃氏(事業推進本部 事業推進3部)

大森裕介氏(事業推進本部 事業推進3部)

エプソン製品をソフトウェア面から支えるエプソンアヴァシス

—— エプソンアヴァシスさんは、どのような活動を行っている企業なのか、お教えいただけますか?

花村伸章氏 エプソンアヴァシスは、長野県上田市に本社があるセイコーエプソンの子会社で、ソフトウェア開発を行っています。セイコーエプソン製品全般のアプリケーションを主に開発しています。

—— エプソンさんの製品を購入すると、ユーザーさんはエプソンアヴァシスさんが開発したソフトウェアを利用するという感じになるのですかね?

花村氏 そうですね。例えば、エプソンのプリンターを購入すると、ディスクが付属していることがありますよね? そういったユーティリティソフトを開発しています。

昨年12月にMOVERIOアプリ開発講習を開催。2015年にもミニセミナーを開催している

Android™用アプリの開発経験があれば、「MOVERIO BT-300」アプリはすぐに作れる

—— MOVERIOシリーズや「MOVERIO BT-300」アプリと、一般的なAndroid™用アプリとで、共通している点や何か違いがあれば教えていただけますか?

大森裕介氏 「MOVERIO BT-300」アプリの開発環境は、一般的なAndroid™用アプリ向けの開発環境と基本的には同じです。MOVERIOシリーズ、「MOVERIO BT-300」固有の機能を使う場合には、SDKと呼ばれる専用のライブラリーが必要になるくらいですね。

「MOVERIO BT-300」アプリの開発環境は、一般的なAndroid(TM)用アプリ向けの開発環境と基本的には同じ。MOVERIOシリーズ、「MOVERIO BT-300」固有の機能を使う場合には、SDK(専用ライブラリー)が必要になる

—— そうすると、Android™用アプリを開発した経験がある方なら、「MOVERIO BT-300」用SDKを利用して問題なく開発できるということですか?

大森氏 そうですね。そう難しくないと思います。「MOVERIO BT-300」用SDKは、基本的にさまざまな関数が定義されているだけですので、それら関数を使えればアプリを開発できます。

—— SDKで利用できる「MOVERIO BT-300」の固有の機能というと、各種センサーやカメラなどですか?

大森氏 「MOVERIO BT-300」でいうと、2Dと3D表示機能の切り替え、シリコンOELDディスプレイの輝度調整、コントローラー側に搭載しているセンサーなどを制御できます(ヘッドセット側のタップ検知センサー以外のセンサーは、Android™標準のAPIで制御可能)。

ヘッドセット側のタップ検知センサー以外のセンサーは、Android(TM)標準のAPIで制御可能。「MOVERIO BT-300」用SDKを利用すると、2Dと3D表示機能の切り替え、シリコンOELDディスプレイの輝度調整、コントローラー側に搭載しているセンサーなども制御できる

—— MOVERIO用SDKの開発もエプソンアヴァシスさんが行っているのですか?

大森氏 MOVERIO用SDK自体の開発はエプソンが行っていて、私どもはSDKを使ったアプリケーションの開発を担当しています。

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