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連続3プレーで筋肉痛になってしまう

VRシューティング「John Wick Chronicles」は身体全体で撃つから汗だく

2017年02月21日 14時55分更新

 今回紹介するのは爽快VRシューティングゲーム「John Wick Chronicles」。本作は海外のアクション映画である「ジョン・ウィック」を元に作られた作品で、原作の雰囲気やアクション性の高さが再現されている。もちろん原作を見ていなくても楽しめる作品になっているので安心だ。





 ゲーム内容はアーケード形式のシューティングゲームで、言ってしまえばよくあるタイプのゲームだ。しかしこのゲームの特徴は、身体全体を使わなければ生き残れないことである。銃撃を物陰に隠れて回避したり、さまざまな方向から襲ってくる敵に対して射撃ポジションを変える必要があったりととにかく動き回ることが多い。

 プレイヤーはさまざまな種類の銃火器を選んで好きなプレイスタイルで敵を迎え撃てる。原作に登場した武器がそのまま使用できるためファンには非常にうれしい。アサルトライフルなどは両手で持つことで安定性が上がり狙いやすくなる。ハンドガンやサブマシンガンは2丁持つことが出来るため、数撃てば当たるといったトリガーハッピーなプレーが好きな人にはオススメだ。グレネードなどの投げる武器もあるため幅広いプレースタイルを実現することが出来るのは魅力的である。

 狙撃中も撃つことができ、遠距離からの攻撃にも対応できる。スコープをのぞき込んで撃つ動作はまさしくスナイパーだ。敵のどこに当てても一撃で倒せるため、ヘッドショットなどが苦手でも安心して狙い撃てる。しかし近距離になると敵がぼやけてしまったり、スコープの倍率の関係で見にくいのが欠点だ。

 敵は通常の兵士だけでなく特殊なタイプも出現する。盾やアーマーを装備した兵士ならそこまで脅威ではないが、マシンガンを搭載した車両やヘリは非常に厄介な存在だ。マシンガンを回避するためには物陰に身を隠さなければいけない。ステージによっては障害物の高さが低い場合もあるため匍匐姿勢になって回避するシチュエーションもある。

 ここまで身体を動かすVRシューティングも他にはあまりなく、3ステージ連続でプレーした筆者は次の日に筋肉痛になった。ゲームとしては完成度も高く、シューティングゲームが好きな方には非常におすすめのコンテンツだ。しかし銃や登場するオブジェクトが同じというくらいしか原作の要素がなく、ミッションも映画と関連はないため原作のファンには少し物足りない内容になっている。





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