毎年、独創性がある“恵方巻”で私たちを驚かせてくれる「無添くら寿司」。昨2016年は大福を巻いた「まめ巻」、その前2015年はいわしを丸ごと巻いた「まるごといわし巻」で度肝を抜いてくれました。
一応、単に意表をつきたいわけではなく、“豆まき”であったり、一部地方では節分に飾られる“いわし”をモチーフにするなど、節分との由縁を絡めているそう。
では今年2017年は……?
“鬼”です。
■2017年は「赤鬼巻」「青鬼巻」
くら寿司では鬼をモチーフにした「赤鬼巻」「青鬼巻」という恵方巻を2月3日限定で発売します。“赤鬼”は外側に七味唐辛子を、“青鬼”はぶどう山椒とあおさのりをまぶし、赤・青の鮮やかな色になっています。
各237円で、それぞれ1万3000本限定。店内ので提供はなく、テイクアウトのみ。ただ今予約を受け付けています。
どうしても意表をついてくる
「鬼は外~」。節分と言えば鬼ですよね。そうです。これまでいわし、豆の恵方巻が登場しましたが、節分イコール鬼というのはあまりにもストレートで、だからこそ想像しようがなかった!
鬼をどう表現するのかというと、七味唐辛子に山椒……って。けっこう辛いのではないでしょうか? 鬼ゆえに、激辛というか鬼辛なのでしょうかね。毎度毎度、やることが意表をついてきます。
記者は試食会で見た目からして怖い赤鬼巻、青鬼巻を食べてきましたよ。
■七味唐辛子をまぶした赤鬼巻
赤鬼巻は、外側にくら寿司オリジナル七味をまぶした“裏巻き”の太巻き。通常の海苔巻きとは異なり、海苔が内側で酢飯を外側にしているわけですね。カリフォルニアロールなどを想像するとわかりやすいです。
具はえび天2本とえびマヨ。えび天のサクサクとした食感、七味のピリリとした辛さと、えびマヨのマイルドな味わいが相性良いとか。
■山椒とあおさをまぶした青鬼巻
青鬼巻は、外側に国産ぶどう山椒とあおさのりをまぶています。中身はあなご、しめさば、きゅうり、玉子、椎茸煮。後に引くさわやかでクセになる辛さが絶妙とのこと。
今年は“切って”鬼退治を
長さは10cm程度。太さは女性の腕くらい。目の当たりにするとボリューム満点でびっくりしますよ。1本まるごと食べると、お腹にしっかりたまるでしょう。
恵方巻きは本来、恵方を向いて無言で食べるというのが習わし。ですが、今回は「食べる前は、恵方巻を切って鬼退治。食べてまた、鬼退治」と“切って食べる恵方巻”をくら寿司では提案しています。
記者は正直、恵方巻を1本無言で食べるってシチュエーション的にどうなのかなって思っていました。あっという間に食べちゃえるし、せっかく人と集まっていても会話がないし。
切ってシェアしながら食べるならそのほうが楽しそう。ということで鬼退治カット恵方巻には賛成です!
辛くはないけど香りが良くてハマりそう!特に青鬼
いったい、味は鬼辛なのでしょうか?
赤鬼巻は、七味唐辛子の風味が、辛いというより香ばしく、えびマヨのまろやかな味に合います。マヨネーズに七味唐辛子の組み合わせって合うじゃないですか。エビ天のサクサクした食感がアクセントになっています。
結論としてはジャンキーめでおいしい。子供が喜ぶようなマヨネーズのまろみがある味が七味でしめられていて、中学生男子が喜んで食べてくれそうなイメージ。
もう一方の青鬼巻。
実は事前に店員さんから「青のほうが辛いですよ」と言われていました。おそるおそる食べてみると……。なにこれスゴイ!
鰻にかけるあの山椒。ぴりりとした風味が鮮烈なんです。口入れた時は辛いという感じではないのですが、後になればなるほど口に残った風味が主張してきます。
ちょっとびっくりするほど。でも、山椒の辛さって気持ちいい!
中身の穴子、しめさば、椎茸など、伝統的な和の具材がおいしく、山椒の風味とも相性ばっちり。ツウの大人向けの味わいです。
私がそうなのですが、お酒が好きな人の舌にはぴったりハマるのではないでしょうか。
いわし巻も販売されます☆(え……)
くら寿司の赤鬼巻、青鬼巻は、いずれも鬼辛という感じではないですが七味や山椒がまぶされていて、とても珍しい味わい。
昨年の大福を巻いた“まめ巻”はスイーツとしておいしくはありましたが、食事としてはちょっと微妙でした。今年の赤鬼、青鬼ほうが、見栄えがいいし、カットして食べて酒のつまみにもなるので、酒好きの記者としてはうれしい。
ところで、くら寿司の恵方巻で一番注目されたのは2015年のまるごといわし巻。そのまま食べても大丈夫なのように小骨を取り除いたいわしの塩焼きをまるごと巻き、大葉、梅肉で爽やかな後味に仕上げた名作。
いわしの味わいと梅肉の酸っぱさが絶妙で、見た目以上においしいのですよ。こちらも販売されます。378円。
他にも、定番の「七福巻」(238円)、「えびマヨ巻」(238円)に子供が喜びそうな「たまご巻」(238円)、がっつりの「豪華かに太巻」(378円)、「とんかつ太巻」(378円)なども予約受付中。
値段が手頃だし選択肢の幅が広いのがうれしい。記者も恵方巻を食べよう、年の数だけ豆を食べる豆まき文化はもう嫌だ。三十路なんで年を再確認したくないからなんですけどね。
■関連サイト
ナベコ
寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になったので写経を体験したい。Facebookやってます!
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