マクドナルドがコーヒーを「売らない」ってどういうこと!?
マクドナルドは1月16日から定番メニューの「プレミアムローストコーヒー(ホット)」を全国の店舗でリニューアル。
全国リニューアルと同時に、“朝5日間「ホットコーヒー売りません」。無料でお試しいただけます”キャンペーンを実施。1月16日から20日の期間、午前7時~10時限定で「プレミアムローストコーヒー(ホット)」Sサイズを無料で提供します。
Mサイズとアイスコーヒーは対象外。ひとり一回、一杯のみ。
原料を見直しリッチな味にグレードアップ
リニューアルした「プレミアムローストコーヒー(ホット)」の価格は据え置きのSサイズ100円、Mサイズ150円。原料の豆から見直して「マック史上最高のリッチな味と香り」を実現したとのこと。
具体的には、従来使用していたブラジル、コロンビア、グァテマラ産の3種のコーヒー豆に、新たに、エチオピア産のモカを追加。フルーティーな香りと柔らかな酸味が特徴であるエチオピア産のモカを加えたことで、コクは深く、後味はクリアなブレンドに仕上げたということです。
焙煎にもこだわりあり。産地が異なる豆ごとに特徴を生かす温度で焙煎を行なっているのも、おいしさの秘密だそう。
また、マクドナルドに設置されている専用のコーヒーマシンは、ペーパードリップによる自然な抽出により、豆本来のおいしさが引き出されるとのこと。購入した人が持ち歩いてから飲むころに、最適になるように温度の工夫もされています。
発表会に登壇した日本マクドナルドナショナルマーケティング部 小室武史 上席部長は「一度飲んでいただければおいしさとバリューに納得いただける」と語りました。
マクドナルドというと100円コーヒーの先駆け。2003年にブレンドコーヒーを100円マックのメニューに加えてから、100円での販売をスタート。今でこそコンビニでカウンターコーヒーが100円から買えますが、はじめて100円という価格で世間を驚かせたのはマックでした。
今回のリニューアルにおいても100円は維持。利用者にとっては買いやすい値段で味が向上したということで、期待が持てます。
定番メニューのリニューアルを進める
今回のリニューアルはマクドナルドが本年かかげる「おいしさ向上宣言」の一環。
発表会に登壇した日本マクドナルドのサラ・L・カサノバ代表取締役社長兼CEOは「2016年にはマクドナルドブランドを取り戻すようビジネスを転換をした。その結果、2016年12月の売上は前年同月比約17%増、客数約12%増と、お客さんが戻ってきている」との旨、昨年の所感を語りました。
「2017年は定番メニューの“おいしさ”にこだわり強化していく。数ヵ月にわたりレギュラーメニューをリニューアルするプログラムを徐々に実施する。第一弾はプレミアムローストコーヒー」とサラ・L・カサノバ氏。
コーヒーだけではなく定番メニューが全般的に見直されるということ。対象は具体的に発表されていませんが、好きなメニューの味が向上すると考えると楽しみではないでしょうか。
それでも記者はセブンのコーヒーが好き
さて、味は本当においしくなったのでしょうか? 記者はというとリニューアル以前のマクドナルドのコーヒーの味が好きではなく、ASCII倶楽部に掲載した「片手コーヒー」特集で取り上げた際には「深みが一切ない」という感想でした。
発表会で新しくなったプレミアムローストコーヒーを試飲。
香り。良いです。香ばしいです。
味は、以前のものよりややフルーティー。苦みとフルーティーさのバランスが良くなり、口に入れた時の印象が良いです。味に深みが出て、確かに以前よりおいしくなっています。
以前は自分の中で10点満点中3という評価でしたが、今回は4.5くらい出したい(スターバックス、ドトールのコーヒーに10点満点中8をつけています)。ずいぶん飲めるようになりました。
100円ということで、レギュラーサイズ100円のセブン-イレブンのコーヒーと飲み比べてみたところ、セブン-イレブンのほうが味が濃く、後味はすっきり。マクドナルドは香りは良いけど味は薄め、後味に苦みが残ると感じました。好みによるだろうけど、私はセブン-イレブンのコーヒーが好きです。
いや、でも、本当においしくなりました。以前は比較しようがないかな、と思っていましたから。
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ナベコ
寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になったので写経を体験したい。Facebookやってます!
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