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棚卸業務のサポートして従業員の負担を軽減

パルコ、今秋から都内店舗で多機能ロボットを導入

2017年01月12日 17時41分更新

都産技研による試作ロボットLibra

 パルコは1月12日、東京都立産業技術研究センターが実施する「平成28年度 公募型共同研究開発事業」に採択されたことを発表した。

 パルコは08ワークスおよび日本ユニシスとの共同体で、ショッピングセンターでの案内に特化したロボットの開発・実証を実施する。同事業によって共同開発するロボットを今秋にPARCOの都内店舗に設置して、来客者と従業員にサービスを提供する。

 開発するロボットのハードウェアは、都産技研が開発した試作ロボットLibra(リブラ)をベースに新たなロボットの開発を実施する。現状のLibraスペックは、サイズ幅610×奥行き680×高さ1015mm、重量35kg、最高速度6km/h。


PARCOで実施したロボット接客の様子

 来客者には、テナント情報や各種施設情報を多言語による対話形式で提供し、自律走行機能による指定のテナント・施設への移動案内も実施する。

 テナント従業員向けのサービスでは、ICタグによる商品自動識別技術「RFID」と自律走行型ロボットを活用して商品棚卸の自動化し、ショップでの棚卸業務のサポートする。これにより、テナント従業員の業務負荷軽減を目指すという。

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