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“自称”エバンジェリスト 八岡に聞いた!

ARとVRの違いを改めて解説! - 目指すは“電脳コイル”と“ソードアート・オンライン”

2016年12月09日 20時00分更新

【違い4】ARとVRでは、目指すべきデバイスサイズが違う

 こうした用途の差もあって、ARとVRのデバイスは自ずとサイズ感も異なってくる。VRは室内などで固定して使うことに加え、密閉性が高いほうが没入感が高まるので、なるべく大型のほうが望ましいだろう。あまり重すぎると負担が増えるので限度はあるものの、少なくとも周囲からの光(現実の世界の光)が入らないほどの密閉性は必要だ。

PlayStation VRなど、VRデバイスは密閉性が高いほうが没入感が高まるので、なるべく大型のほうが望ましいだろう

 これに対してARは、小さいことが重要といえる。屋外でもそのまま装着し続けられるので、一般的なメガネ並みに小さくなることが好ましい。MOVERIOは、最新モデルのBT-300になって、普段装着していても許容できるレベルまで大幅な小型化・軽量化を実現している。複眼式で映像を同期して表示できるタイプのARスマートグラスとして、現実的なサイズまでコンパクト化できているのは大きなポイントだ。

BT-300(写真中央)は、前モデル「BT-200」(写真右)から約20%の軽量化を実現した。BT-300がヘッドセット重量約69g、BT-200が約88g、BT-100(写真左)が約240g(それぞれケーブル、シェードは含まず)

 こうしたARとVRの違いを理解すれば、それぞれが得意とする分野で使いこなせばいいということになる。ARとVR、どちらもそれぞれ特徴と楽しさがあり、それぞれのメリットを生かした新たな体験を楽しんでほしい。

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