お肉好きのアモーレたち。秋葉原にまたしてもステキなお肉の時間を提供するお店が登場しましたよ~。
「肉バル 肉ソン大統領」の秋葉原店が10月29日にオープンしました。肉ソン大統領は北海道発のお土産ブランドで、北海道のショップやオンラインで買える「肉デカチキンカリー」というレトルト商品が話題になりました。
東京では肉バル業態として進出。肉ソン大統領のTwitterをのぞいてみると「北海道の肉がそんな小粒でどうする」と煽ってくるスタイルが好印象でした。言うだけのボリューム感に期待できますよ。
場所は秋葉原駅の昭和通り口から徒歩1分にある新築ビルの2階。ちなみに1階は同タイミングで新規オープンした「サカナバル シーマン」。肉と魚で上下を詰めこんだビルになっています。ところでシーマンって名称、懐かしいですね……。
タンドールで焼き上げた巨魁肉めちゃうま
「バックリブロースト」食べるべき
記者が訪れたのはオープニングレセプション。すべての料理を味見できたわけではないですが、それでも断言します。「バックリブロースト」は絶対に食べるべき。めちゃうまい。2、3人前の巨大な塊で2680円。
迷った時は一番大きいお肉を。
写真だとわかりづらいかもしれませんが、これ、とても大きいのです。バックリブってあまり聞いたことない人いるかもしれませんが、背中側のロースの肉のこと。骨がゴツゴツしているのが特徴ですね。
大きい肉に火を通すのに、オーブンや石窯、低温調理などいろいろ手法があると思いますが、肉ソン大統領ではタンドール窯を使用。高熱のタンドールで時間をかけて外はパリッ、中はジューシーに焼き上げるということです。
キッチンにはタンドールが2機設置されていました。インド料理屋さんで馴染あるかもしれないですが、インド料理ではないタンドール料理を食べたことあるでしょうか? 実はインド料理屋以外でタンドールが設置されているのは珍しいそうです。
話がそれますが、タンドールは神田川石材から仕入れたもの。店の人にきいたところ、神田川石材は和製タンドールの普及に貢献しており、日本のインド料理屋さんにタンドールがあるのは神田川石材商工の功績が大きいそうです。本場インドに行ってもタンドールがない料理屋さんは多いそうですよ。
日本はタンドールに恵まれた国なのですね。「へえっ」となる知識を得たところで、お肉の話に戻ります。
そんな神田川石材のタンドールで焼き上げた巨魁肉の実力はいかに!?
結論。超うまい。
とても柔らかいのです。抵抗なくナイフが入っていきますよ。ナイフが骨にあたったら骨ごともいで手づかみでしゃぶって食べる。美味! 味付けが日本人向けで、甘味がある醤油系のタレを使っています。ご飯をかっこみたくなるような、食欲がそそられる、あの感じ。
骨までしゃぶって食べれば、一緒に店に訪れた肉フレンズとの絆も深まること間違いなし。これは本気でおいしいです!
タンドールなんだからタンドリーチキン食べるとうまさに納得
まてまて、タンドールなんだからタンドリーチキンを食べない人がいるか。そう突っかかられても困らないように「骨付きタンドリーチキン」も食べておきましょう。680円と他のタンドール料理に比べても手軽な値段なので注文しやすいです。私の感覚だとひとり1個がマスト。
香ばしい香り。これぞタンドリーチキンです。インド料理屋で出てくるほどスパイスがたっぷりまぶされているわけではないですが、どこかインド的なスパイシーな香りがしますよ。
小ぶりなので(バックリブローストに比べて)ナイフで切って食べるより手でつかんで食べたほうがいいでしょう。
うまぁあい。北海道の肉ソン大統領さん、ありがとう。
こちらもとても柔らかいのですよ。タンドリーチキンはお店によってはカリカリに仕上げているところもあるけれど、脂がジューシーで柔らか。火の通し方に気を配って一番おいしい状態で焼き上げてくれているのでしょうね。
肉フレンズと一緒に大勢で行くとたのしい!
肉バル 肉ソン大統領は気軽に頼めるバラエティ豊かな肉料理が揃っているのが魅力。「ラムラックロースト」や「牛タンの厚切りケイジャングリル」、「もつ煮込みグラタン」、「パクチー焼き餃子」など。メキシコ料理とかアメリカ料理とか、特にくくりがあるわけではないので、肉マニアからライトに楽しみたい人まで気軽に楽しめます。
本格的な味が楽しみたい人は「トップサーロインの厚切りロースト」がオススメ。2680円。
サーロインは霜降り柔らかというよりかは、しっかり肉厚の肉を肉のまま食べられるという感じ。何をいっているのだか、と思われるかもしれませんが、肉濃度が高いです。巨魁肉料理が好きな肉マニアな人にぴったり。
肉入門者さんには「牛もも肉の厚切りロースト」がオススメ。1250円。
牛肉のおいしいところを食べられますよ。柔らかジューシー。
唐揚げも肉だ! 北海道のザンギも侮れない。680円
北海道発ということでザンギなんかもメニューにあります。味がしっかりあって、ビールが進みます。
またハンバーガーやスパゲティ、リゾット、カレーなど〆の飯が充実しているのも魅力。食欲豊かな男性陣にはたまらないのではないでしょうか。
また、肉ケーキたるものも注文すれば特別に用意してくれるそうです。
写真に肉ケーキは実際に提供するものもより小ぶりだそうです。中にはご飯がびっしり。カロリー度外視な肉とご飯という最高のマリア―ジュに歓喜すべきばかり。これはすごい。
肉ケーキ、人生で一度はひとり占めしたい……!
総座席数は108席で、宴会最大人数は60名ほど。なんと相談次第で100名規模の立食パーティーにも対応してくれるということ。宴会コースは飲み放題付きで3000円のものから用意されていてリーズナブル。これからの季節、忘年会の利用に検討してみてはいかがでしょうか。
Yes、we、meat。Yes、we、meat。
肉専用のビールってなんだ!? 飲んでみるべし
さて、ここからはお酒の時間。肉専門店の肉ソン大統領には、肉のための肉好きによる「肉BEER」があるのです。980円。肉に相性ぴったりということ。クラフトビールのため価格はちょっと高く感じますが、肉ハンターとしては飲まない手はないですよ。
作っているのはススキノにあるブルワリー。水、原料、製法にこだわった無添加のピルスナーということ。記者ナベコ、飲みます。
お・い・し・いです。味が濃い、力強い。ホップの苦みがほどよく、脂たっぷりの肉料理にしっかりぶつかっていけるおいしさ。なのに、飲み口は軽く爽快でバランスがよいです。
こってりとした味付けのバックリブローストにもぴったり。飲んでみると肉に合わせて作ったという以降がわかりますよ。やるなぁ、ニクソン大統領。ファーストレディーになりたい。
なお一般的な「アサヒ スーパードライ」はジョッキ600円。肉BEERは味が濃いので1杯目はこちらで喉を潤す、というのがナベコとしてはオススメですよ。両方飲む、が前提の話ですけどね。
ところで、意外だったのですがお通しは“豆腐”でした。これも肉ソン大統領がオリジナルのもの。醤油をかけなくても味がしっかりついていたのでおいしくいただけましたよ。ご飯の上に丼のように乗せてそのままかっこめるくらい。豆腐好きの人もチェックしてみましょう。
店内では写真撮影用の小道具も置いていました。おしゃれな、とはちょっとニュアンス違いますがSNS映えする写真が撮れそうです。
酒好きからは以上でした。
1階は魚専門店「サカナバル シーマン」
別店舗にはなりますが、1階は鮮度抜群の魚介をバルスタイルで提供するというコンセプトの「サカナバル シーマン」。運営元が同じなので、オープンニングレセプションは共同で開催されていました。今後もコラボしたキャンペーンが開催されるかも。
「肉か魚か、どうする?」なんていうと夕飯の献立を決めかねているお母さんみたいですが、肉も魚どっちもあり、という気持ちで訪れて店頭で最終判断をする、というのもありですね。
肉か魚か、選択肢があるって幸せです。
肉バル 肉ソン大統領 秋葉原店
住所:東京都千代田区神田佐久間町2-11 JD秋葉原ビル2F
営業時間:17時~24時
ナベコ
寅年生まれ、腹ぺこ肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になっても愉快にやっていきたい。Facebookやってます!
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