法人向けの「Qrio Keypad」も試してみた
本格的に民泊を運営する場合、ゲストユーザーにQrioアカウントを作ってもらう手間がネックになる可能性がある。1日だけ解錠できればいいだけなのだから、別の方法でキーを渡せると便利だ。そこで開発されたのが、「Qrio Keypad」。法人向けに販売されている「Qrio Smart Lock」のみで利用できる機能で、暗証番号で解錠・施錠できるのが特徴だ。
法人モデルの場合、オーナーはゲストユーザーに6桁のキーコードをメールなどで送信する。ゲストユーザーは「Qrio Keypad」アプリをインストールし、キーコードを入力するだけで解錠できる。もちろん、利用期間はオーナー側が指定できる。ゲストユーザーがスマホを持っていない場合、「Qrio Keypad」の機能を利用できる周辺機器も用意されている。
発売されてから1年を超え、アプリやファームウェアのブラッシュアップが行われており、とても使いやすくなっているQrio。民泊を運営するオーナーなら必須のガジェットと言えるかもしれない。物理的な鍵なしで開け閉めでき、第三者の利用もコントロールできるのは便利このうえない。
また、Qrioは、年内に「Qrio Hub」を発売予定。現在は、スマホが近くにないと操作できないが、コンセントに「Qrio Hub」を挿しておけば外出先から操作したり、ログを確認したりできるようになる。今後の展開が非常に楽しみだ。
筆者紹介─柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。
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