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IoT&H/W BIZ DAY by ASCII STARTUPレポート

ソニー魂こめたカギ「Qrio」さらに便利に

2016年04月05日 11時00分更新

 ソニーが昨年12月に新会社を設立して開発・発売した、スマートロック「Qrio」が人気だ。スマートフォンのアプリで解錠できるデジタル錠で、ドアのサムターン(つまみ)にとりつけるだけで使える。

 3月28日開催のハードウェアフェス「IoT&H/W BIZ DAY by ASCII STARTUP」(アスキー主催)では新機能を紹介していた。Apple Watchへの対応で、ユーザーからの要望がとくに多かったため追加したという。

 ところでQrioは個人だけでなく企業も利用者になる。具体的にはアパート・マンションなどを管理している不動産業者だ。その話がおもしろい。

 Qrioは今年2月、Qrioを暗証番号で解錠できるようにするパネル「Qrio Keypad」を発表している。1時間・1日・1週間単位で暗証番号を変えられるもので、たとえばマンションの内見をするときなどに使える。

 不動産業者はAirbnbを使った民泊事業の管理にQrioを使いたいという話が多いそうだ。日本では外国人観光客が多いため、アプリではなく暗証番号を入れる方が便利。工事がいらないため導入コストも既存電子錠より安い。

 いわゆるキーボックスにも応用できるだろう。

 スマートロックは国内だけでもAkerun、NinjaLockなどの競合がいる。鍵のように大事なツールを選ぶときは、価格よりも安全性と便利さを気にするもの。ソニーブランドの安心感は強い。今後も機能拡充に期待したいところだ。


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盛田 諒(Ryo Morita)

1983年生まれ、記者自由型。好きなものは新しいもの、美しい人。腕時計「Knot」ヒットの火つけ役。一緒にいいことしましょう。Facebookでおたより募集中

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