週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

政府も強く出展依頼 CeBIT 2017のパートナーカントリー調印式

2016年10月04日 20時00分更新

 CEATEC JAPAN 2016のオープニングレセプションに先立ち、日本がパートナーカントリーとして参加する、ドイツ・ハノーバーの国際情報通信技術見本市“CeBIT 2017”の協力合意の調印式が10月3日に行なわれ、主催するドイツメッセとJETROの間で覚書の署名がなされた。

 2017年3月20日から24日にドイツ・ハノーバー国際見本市会場で開催されるCeBIT 2017には、5月に行なわれた日独首脳会談において、メルケル首相からパートナーカントリーとしての参加を直接要請され、その場で安倍総理が要請を受けたことで、8月の閣議により参加が決定した。パートナーカントリーとして、JETROがジャパン・パビリオンを形成し、日本企業の展示のほか、シンポジウム、マッチング、ネットワークなどさまざまな併催イベントを実施する。

調印に署名したドイツメッセのマリウス・フェルツマン上級副社長(左)とJETRO(日本貿易振興機構)の眞銅竜日郎理事

 オープニングレセプションの壇上でも安倍総理は、「モノづくりや技術で日本とドイツが連携することで、この分野で世界標準を獲得する大きな一歩になる。世界が驚くような日本の技術を発信し、第4次産業革命をリードしたい」とレセプションに参加した企業、団体に訴え、総理自身も3月にハノーバーへ行き参加することを望んだ。さらに世耕経済産業大臣も重ねて参加を依頼するなど、CeBITへ初となる大規模参加に向けて経済界に協力を求めていた。

 そのほか、CEATECにも参加する“IoT推進コンソーシアム”が“インダストリアル・インターネット・コンソーシアム”と“オープンフォグコンソーシアム”の2つの団体と覚書署名式を行なった。

 IoTを推進のため約2400の会員企業が集まるIoT推進コンソーシアム、グローバルな両組織と協力することで、国際標準化策定への協力やさまざまな取り組みに向けて、世界と連携していきたいとしていた。

■関連サイト
CeBIT(ドイツメッセ)

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この特集の記事