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安倍総理「ポケモンGOはやっていないが、つながりが新たな価値」と新生CEATECに期待

2016年10月03日 23時30分更新

 2016年10月4日から開催の“CEATEC JAPAN 2016”に先駆けて、10月3日に都内ホテルでオープニングレセプションが開催された。CEATECに出展する関係各社が集まる席上には、安倍晋三内閣総理大臣、高市早苗総務大臣、世耕弘成経済産業大臣の3閣僚が祝辞を述べ、さらに石破茂氏など国会議員が多数出席しており、変わるCEATECの注目度の高さを感じさせるものだった。

 安倍総理はIoT、CPSをテーマにした今回のCEATECについて「日本の高度経済成長に貢献し、世界のトップレベルへと追い上げたエレクトロニクス産業の電化製品とともに成長したCEATECから、IoT、社会課題の解決のための展示会へ大きく変わろうとしている。最先端の分野で世界中から技術、ヒト、情報が集まるIoTのメッカになると大きく期待をしている」とした。

 今回のCEATECでもたびたびテーマに使われる言葉が“つながり”だ。IT業界だけではなく、異業種、ベンチャーなど業界だけでなく技術なども挙げられるが、安倍総理も「従来考えもしなかったようなつながりかたをすることで新たな価値を生み出す。たとえば社会現象になっているポケモンGO、現実とゲームが融合することでさまざまな場所、散歩する楽しみを教えてくれます」と述べたが、自身はポケモンGOをプレーしていないが、官邸にポケモンは出現するとのこと。

 注目する分野に8Kの映像技術をあげ、放送だけでなく医療機器への応用での活用もできるとし、実際に官邸でデモを受けたところ、血管が鮮明に見える画質に感銘を受けたという。

 日本の強みに関しては「日本が培ってきた力は通用しないという人もいるかもしれません。たとえばカギとなる精密なセンサー、ロボットの繊細な技術、コツコツと改善を積みかさねる現場、お客様を神様といわれ、顧客の厳しい目に鍛えられ、製品を磨き続ける力こそ、日本の強みであります」と今後も新しい技術、挑戦へサポートをしていくとした。

■関連サイト
CEATEC JAPAN 2016

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