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現場の若い作業員が判断できないことをベテランが遠隔からフォロー

auが遠隔作業支援システム「VistaFinder Mx Cloud」提供開始

2016年09月27日 16時30分更新

 auが9月30日から法人向けに提供を開始する遠隔作業支援用映像伝送プラットフォーム「VistaFinder Mx Cloud」は、遠方の現場で働く作業員がiPhoneやiPad、モバイルPCなどで撮影した映像をさまざまなネットワーク回線を利用して生中継する遠隔作業支援システム。

 ライブ映像と音声による作業指示や確認、現場映像の記録を途切れにくく安定した品質で転送できるのが特徴。AR技術を利用して作業支持者側からの手書き指示を作業現場側の画面上にリアルタイムに表示でき、作業の効率化やミスの軽減を支援する。クラウドサービスを利用するため通信時に接続管理を行なうサーバーは不要で、端末のグローバルアドレスも必要としない。

作業員の手元の端末にARで文字などの指示を表示可能。ARは動画にリアルタイムで追従する

支持側の端末からARの図形や手書き文字などの指示を入力する

 「VistaFinder Mx Cloud」は1年契約の料金体系を導入。利用料金は一時金15万円から、年額33万8000円(税抜)からでオプションの追加などによって料金は異なる。

 申し込み後約2週間から利用可能というリードタイムの短さも特徴のひとつで、海外の現地法人向けにも提供(サービス開始当初は中国と米国から提供を開始し、順次拡大予定)し、日本での一括契約も可能。

オプションで遠隔地の最大12台の端末に対して指示が可能


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