週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

UltraHDブルーレイで映画を観てみたら未来を感じたうえにテレビも買いたくなった件

映画マニアは必買=4Kスンゴいっす「パナソニックUB900」試用レポート

2016年06月29日 13時00分更新

 UB900はもちろんこれらのUltraHDブルーレイに記録されている信号を再生してくれるわけだが、さらに、パナソニックの「4Kリアルクロマプロセッサ plus」というエンジンを搭載している。4Kブルーレイは輝度+色差信号(Y,Cb,Cr)を「4:2:0」という、色信号を間引いた形で記録しているが、それをこのエンジンで「4:4:4」という最高画質に補間して出力する。なので、鮮度と色の輪郭がより正確に再現できるという。

TH-58DX950

 出てくる信号が高スペックなので、見るテレビももちろん、パナソニックの最上位機種「TH-58DX950」にした。こちらはビエラ史上最高画質で、もちろんHDRに加え「UltraHD Premium」もクリアした逸品である。

 UB900を箱から出して驚いたのは、電源ケーブルの太さ。直径1cm近い極太もので、なぜかと思ったら、内蔵している電源がスゴいらしい。UBZ1で採用した「高性能スイッチング電源」を再チューンしてUB900に搭載しているという。電源動作の余裕によって高S/Nでワイドな音が実現できたそうである。ちなみに設定メニューの音質効果には、「ナイトサラウンド」とか「リマスター1~3」、さらに「真空管サウンド」に至っては6種類もの選択がある。音オタクにもウレシイプレイヤーなのだ。

 ちなみに、UB900の背面にはHDMI端子が2つあって、片方は通常の映像+サウンドの端子で、こちらをテレビにつなぐ。同梱のHDMIケーブルは「18Gbps対応ハイスピード」と明記されていて、コレでないと4K/60p/4:4:4で送れないらしい。

背面

 もうひとつのHDMI端子は音声出力専用で、HDMI入力のあるオーディオアンプに接続するためにある。映像信号によるノイズが乗らないぶん、ピュアなオーディオを楽しめるそうだ。

 テレビと接続し、入力を切り換えると、UB900の設定が始まり、そこで「インターネット接続設定」をしなければならない。UltraHDでは、ソフトによっては著作権情報をネットを使ってチェックするものがあるそうで、その場合、つながっていないと再生できない。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう