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UltraHDブルーレイで映画を観てみたら未来を感じたうえにテレビも買いたくなった件

映画マニアは必買=4Kスンゴいっす「パナソニックUB900」試用レポート

2016年06月29日 13時00分更新

いま手に入る、4KBD再生機

 パナソニックは6月8日に発表した4Kのブルーレイディスクプレイヤー2機種のうち上位モデルの「DMP-UB900」を6月24日に発売した。これまで国内で唯一Ultra HDブルーレイを再生できたのは、同社のBDレコーダー「DMR-UBZ1」(約31万円)だったが、今回のUB900は約13万円。下位機種のUB90は約7万円とさらにお買い求めやすい価格になる予定だが、まずはいま買えるプレイヤーのUB900を試用してみた。

DMP-UB900

 さて、UltraHDブルーレイ規格には4つのポイントがある。

  • 4K/60p画像
     その名のとおり4K解像度(3840×2160ドット)の画像を1秒間に60コマを再生可能。従来のフルHD比で解像度だけでも4倍精細ということになる。
  • HDR
     輝度ピークを100nitから最大1000~1万nitまで拡大しているので、これまでの10~100倍、高輝度の表現ができることになる。ダイナミックレンジが広い=ハイダイナミックレンジ=HDRということですね。
  • BT.2020
     4K/8K放送向けに策定されたITU-R BT.2020という規格の色域信号を採用。従来の709という規格では表現できなかったより高彩度の領域を再生可能。
  • BT2020の解説

  • HEVC(H.265)/10bit/100Mbps
     従来の最大40Mbpsを上回る最大100Mbpsの映像信号を扱えるうえ、高圧縮技術HEVC(H.265)により高圧縮となっており、YCbCrの各信号が8bitから10bitと4倍の階調で扱えるようになった。

 なんかいきなり難語が大量になだれこんでいますが、つまるところは、記録する映像の解像度が単純に1920×1080ドットから3840×2160ドットに上がっただけではないというコトが重要なんですね。映像のダイナミックレンジ(輝度差)も、色域も、階調の細かさも、圧縮率も、転送速度も上がっているということ。

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