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VRのすべてが語られる“Japan VR Summit”が5月10日開催

キーパーソンが多数登場するイベントの注目点をピックアップ!

協賛各社のハード・ソフト両面の出展もみどころ

 5月10日の終日にかけて開催される「Japan VR Summit」では、VR関連各社による各種デモ展示も注目点。各種の最新VRハードウェアからVRコンテンツまで、幅広いジャンルの出展が予定されている。VR業界界隈をリードする各社の出展から、現在のVR技術の到達点を確認することができそうだ。

cluster.

 クラスター株式会社は、バーチャル集会アプリ「cluster.」を出展。このアプリはVR空間内で1000人規模のイベントを開催することができ、VR内のステージに上がれば大観衆を前にしたスピーチも可能というもの。本アプリは実際に、ゲームエンジン「Unity」の大型カンファレンス「Unite 2016 Tokyo」の基調講演でも使われ、実際の会場とVR空間を繋いでのイベント開催という新しい試みを成功させている。

ALIENWARE X51およびDell Precision Workstation

 PCメーカーのデルは、ゲーミングPCブランド「ALIENWARE」の最新デスクトップモデル「ALIENWARE X51 R3」および、Dell Precision Workstationシリーズを展示する。X51シリーズは机の上に置いてもジャマにならないミニマムな筐体にパワフルなCPUとGPUを搭載し、Oculus Rift認定スペックのモデルも用意。更に高性能のDell Precision WorkstationはVRコンテンツの開発といったプロユースにも活用できそうだ。

HTC Vive

 HTCはすでに出荷が開始されている最新のVRシステム「HTC Vive」を展示予定だ。現時点で存在する全てのVRシステムの中でも「HTC Vive」は最高の位置トラッキング性能を持ち、ルームスケールのVRを可能にする。公式ソフトウェアプラットフォームのSteamでは、両手に握るSteam VRコントローラーを使った体感型のコンテンツも早々に充実してきている。今回の出展ではそのパワーを体感し、VR業界関係者と知見を共有できる良い機会だ。

HUG

 ダックリングズが展開する「HUG」は、世界100カ国以上のユーザーに使用される、360°映像のライブストリーミングサービス。PC、スマホ、各種HMDで視聴でき、主に音楽のライブ配信などのエンターテイメントやイベントのプロモーションなどで利用可能なシステムだ。より幅広いVRエンターテイメントの形を実現するうえで、ストリーミングサービスの発展は大きな課題のひとつ。「HUG」はその課題をどう解決し、発展させていくだろうか。

Rift

 Oculusは国内向けに出荷もスタートした「Rift」の製品版を展示する。業界で最高クラスのエンジニアたちが設計したHMDの装着感は快適の一言。公式のソフトウェアプラットフォーム「Oculus Store」には既に多数のコンテンツが配信されており、会場ではその多数のタイトルがプレイできるとのことだ。各種トークセッションで得られる知見と合わせて体験すれば、コンシューマーVR時代の幕開けをより深く理解できるに違いない。

Pico1、Pico Neo

 中国のBeijing Pico Technologyは、スマホベースのVRシステムを複数展示する。「Pico 1」はスマホ連携タイプのHMDで、Blutooth接続によりHMD側でアプリ操作が可能なもの。最新型の「Pico Neo」はオールインワンタイプのHMDで、内部に最新ハイエンドモバイルチップSnapdragon 820を内蔵。これ単体でVRシステムとして機能するというのがポイントだ。今後、オールインワンタイプのVRシステムは急速に発展が見込まれるため、「Pico Neo」の出来ばえは気になるところだ。

PlayStation VR「The London Heist ーGetaway」

 10月にPlayStation VRの発売を予定するソニー・インタラクティブ・エンタテインメントは、ワールド・ワイド・スタジオ傘下のロンドンスタジオが開発した「The London Heist - Getaway」を展示する。高速走行中の車内から敵の車やバイクを撃ちまくるガンアクションは、HMDと2つのPlayStation Moveコントローラーを使用し、PlayStation VRのスペックをフル活用する最高のコンテンツのひとつだ。


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