週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

薬に頼らず寝られるかもしれない睡眠用デバイスがスゴイ

2016年04月09日 15時00分更新

呼吸に合わせて自動作曲

―― 2breatheのセンサーの仕組みについて教えてください。

ベンジャミン 腰まわりに巻くことによって、腰まわりの動き、すなわち呼吸のパターンを測定します。動きが電気シグナルとしてセンサーからプログラムに伝わり、プログラムが分析、ユーザーの呼吸パターンを作ってリアルタイムで変換し、呼吸パターンに合わせて音楽、といいますかトーンを作ります。重要なのはユーザーごとにトーンが違うということです。

エレズ トラッカーの場合、活動レベルをトラッキングします。しかし、呼吸のセンサーというのはそれほど多くないと思います。我々のセンサーは完全な呼吸パターンを取ることができます。(グラフにすると)吸い込んで止めると、まっすぐな線になります。今度吐き出すと線が下がるわけです。ほかの呼吸センサーだとここまで完全なパターンはできません。これがセンサーとして重要な点だと思います。

―― デモを見たときにアプリから音楽が流れていましたが、呼吸に合わせてトーンが作られるということは、ユーザーごとにスマホから流れる音楽が変わるんですか?

デモの様子。写真なので伝わらないがアプリが立ちあがっている最中は音楽が流れている

エレズ おっしゃるとおり、リアルタイムで作曲しています。たとえば西牧さんが2breatheを巻いて1分間に17回呼吸したとします。その場合吸気に1、呼気に2と割り振って作曲されます。今度は西牧さんがその作曲に合わせて呼吸しているとだんだん呼気の方がゆっくりになっていきます。もし西牧さんがトーンに合わせた呼吸をしないと、西牧さんに合わせて、リアルタイムで作曲し続けます。するとだんだん呼吸とトーンが合うようになり、呼気が長くなってリラックスするわけです。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります