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iOSの課題も浮き彫りに

iPadアプリで可能性が広がる、筑波大学と附属桐が丘特別支援学校の共同プロジェクト

2016年03月14日 15時30分更新

生徒の要望から生まれた「Planner」

 次に紹介されたのは「Planner」と呼ばれるスケジュール管理アプリ。書字やスケジュール管理が苦手な生徒が、iPadを使うことでさまざまな問題を解決した興味深い事例だ。

 書字が苦手で時間がかかるため、これまでは母親に表の作成を依頼→学習が終わったら母親にマスを塗りつぶしてもらって終了したことを記録——というやり方でスケジュールを管理していたそうだ。こういった計画表がないと、勉強する教科が偏ってしまうので頭の中を整理するためには必要だが、できれば自分でスケジュールを管理したい。Plannerは、こういった生徒の要望の応えた。

 Plannerでは、スケジュールのタイトルや科目名や科目数を入力しておけば、科目ごとに進み具合を一覧で把握できる。シンプルなインターフェースだが、データ入力後のチェックが簡単なのが特徴だ。

 課題も残っている。生徒からは、文字をもっと簡単に入力する方法やと音声入力の機能向上という要望があった。

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