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iOSの課題も浮き彫りに

iPadアプリで可能性が広がる、筑波大学と附属桐が丘特別支援学校の共同プロジェクト

2016年03月14日 15時30分更新

フィードバックによる改良で進化した数式入力アプリ「iPolyFactor」

 具体的なアプリ開発の過程については、筑波大学 情報科学類の学生と特別支援学校の生徒が解説した。

筑波大学 情報科学類の三浦さん(写真中央右)と桐が丘特別支援学校の北熊さん(写真右) Apple Store, Ginza (c) Kensuke Tomuro

 筑波大学 情報科学類では、桐が丘特別支援学校とのアプリの共同開発「COINS-Project AID」や、筑波大学の公式アプリ「iTsukuba」などのモバイルアプリの開発、学内向けの勉強会などを実施しているとのこと。COINS-Project AIDでのアプリ開発は、桐が丘特別支援学校の生徒からのニーズや筑波大学の学生のひらめきを基にアプリを開発→桐が丘特別支援学校の生徒が開発したアプリを使って改善点をフィードバック→フィードバックを基にアプリを改善→App Storeで全世界に公開——という流れだそうだ。

 実例として紹介されたのは「iPolyFactor」という数式入力アプリ。生徒からの、ボタンが小さすぎたり、大きすぎたりして操作しづらいというフィードバックを受け、ボタンの大きさを可変にして使いやすい大きさに変えられるようにしたとのこと。左ききの生徒のために、操作部と表示部を入れ替えられる機能も追加。

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