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ヤ・ス・ア・キ!

「おそ松さん」に横浜スタジアムが登場 ベイスターズ優勝か

2016年02月09日 11時47分更新

 人気アニメ「おそ松さん」の2月9日放送の第18話「逆襲のイヤミ」作中に、横浜スタジアム(を思わせる描写)が出てきた。前回は藤井寺球場が出てきたが、制作陣に野球ファンでもいるのだろうか。理解できなかった視聴者もいるかもしれないので紹介しよう。

 横浜スタジアムとは、神奈川県横浜市中区の横浜公園内にある野球場。我らが横浜DeNAベイスターズの本拠地(専用球場)として使用されている。愛称は「ハマスタ」。JR関内駅から徒歩1分の好立地で、横浜中華街や伊勢佐木町などにも繰り出しやすい。

 観戦者目線としては、外野スタンドの傾斜が急なためグラウンドが見渡しやすいが、上の段の人が飲み物をこぼすと下の2〜3列まで被害を受ける、前後の座席間隔がけっこう狭いので出入りがちょっと大変、屋外なので晴れた日は気持ちいいが、雨天中止の可能性もあるなどの特徴がある。

 落成時にはプロ野球本拠地球場の中で両翼までの距離が最も広い球場だったものの、他球場が廃止あるいは改修された結果、現在では最も狭い球場となっており、ホームランが打たれ……もとい、出やすい。

 名物は「みかん氷」。かき氷の上に缶詰のみかんが乗り、その上に缶詰のシロップをかけたもので、一杯350円。崎陽軒の「シウマイ弁当」も売られている(900円と、通常より100円高いが)。

 なお2015年11月から、DeNAの連結子会社でもある株式会社横浜DeNAベイスターズが、友好的TOBを通じてスタジアム運営会社(株式会社横浜スタジアム)の発行済み普通株を取得。DeNAによる球団とスタジアムの一体運営体制へ移行する。球団とスタジアムの一体運営を模索するDeNAの「コミュニティー・ボールパーク化構想」がうまくいくことを筆者は願っている。

 ちなみにおそ松さんの作中で十四松は「ザ・ブルペン」なる車に乗って現れたが、アメリカのテレビアニメ番組「チキチキマシン猛レース」のオマージュではないだろうか。日本語版マシンの名前は赤塚不二夫さんが命名したという縁もあるそうだし。

 話がそれた。十四松のザ・ブルペンに乗って現れたのは、背番号「19」の選手。ベイスターズの背番号19といえば、そう、山﨑康晃選手だ。2014年のドラフト会議で1位指名を受け、横浜DeNAベイスターズに入団。3月31日の広島東洋カープ戦で初セーブを記録してからというもの、ルーキーながらチームの守護神として定着。

 プロ野球新人最多記録となる月間10セーブ、新人最多セーブ記録である37セーブなどのすばらしい成績で、2015年のセントラル・リーグ最優秀新人に輝く。登場曲であるZombie Nation「Kernkraft 400」にあわせ、ファンがジャンプしながらメロディーを歌いつつ「ヤ・ス・ア・キ!」と叫ぶ康晃ジャンプはおなじみの光景となった。ちなみにTwitterの更新もマメにする選手なので、ぜひフォローしよう。

 名前こそ出なかったものの、大人気アニメに登場するということは、横浜スタジアム、ひいては横浜DeNAベイスターズの注目度が着実に向上していることをうかがわせる。近年では観客動員数も順調に伸びており、あとは結果を出すだけだ。

 新監督にアレックス・ラミレス氏が就任し、チームも新たな船出を迎える。筒香嘉智選手を筆頭に昨年活躍した選手が力を発揮し、今永昇太選手や熊原健人選手、ジェイミー・ロマック選手などの新戦力が活躍してくれれば、18年ぶりの日本一も夢物語ではないはずだ。2016年の横浜DeNAベイスターズに期待しよう。

 おそ松さんでベイスターズを知ったそこのアナタ! 一緒にハマスタで「I☆YOKOHAMA」を叫んでみないか!?

コジマ

1986年生まれ。オールドルーキーとして、生来の不器用さと異常なほどの心配性を周りからツッコまれつつ、取材や原稿などと格闘している。

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