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沼津での細かい仕様の違いや利用実態などが明らかに!

NFC決済の聖地・沼津でApple PayとAndroid Payを試す

2016年02月06日 15時00分更新

Apple Payの挙動は店によって異なるか?

 明けて翌日、昨日とはうってかわって青空ののぞく比較的暖かいなかを歩いて沼津駅から沼津港まで向かった。片道2.3キロなので、ゆっくり歩いて30分強といったところだ。沼津港や新鮮館も、人気のほとんどなかった前日とは異なり、多くの客で賑わっている。やはり朝市は朝に来ないとダメなのだろう。

翌日の沼津駅から沼津港への道は青空も少しのぞく暖かな気温での徒歩移動

駅から港までの距離は2.3キロで、ちょっとした散歩気分だ

前日に比べて人の増えた「沼津みなと 新鮮館」

堤防の向こうの海も穏やかな日曜日

新鮮館は13の店舗が集まった市場だ。注意点としては、すべての店舗に非接触決済やカード決済が可能な端末が入っていないことが挙げられる。事前にレジ横をチェックしよう

訪日需要を見越したのかフリーのWi-Fiスポットも完備されている

 昨日の続きということで、Apple Payを新鮮館内外の5店舗ほどで軽く試してみることにした。複数箇所で試すうえで重要なのは「店ごとの挙動に差異はないか?」、「店員の教育度合いは?」を知るためだ。わかったことのひとつは、どの店舗も「NFC PAY」の存在を知らず、こちらが試してみるよう促すまで、こうした決済方法が可能だということを認識できなかったことだ。それを除けば挙動は基本的にどこも一緒で、海外でたまにみられるように「同じ系列なのに使える店舗と使えない店舗が存在する」(参考記事)といったこともなかった。

 現在、Apple PayのようなNFC決済可能なカードやスマホは日本国内にほとんど存在していないため、仮にこのサービスを利用するとなると海外からの訪日観光客が中心となる。当日は沼津港で外国人客も何組か見かけたが、それでも利用されたケースが“ゼロ”というのは「NFC決済が可能」という情報に気付いていないのか、あるいはそれ以前に「そもそもNFC決済可能なカードやスマートフォンを持っていない」のか、今後のインバウンド需要を考えるうえで改めて考察してみたい。

昨日まであった「本日のお食事は終了しました」の札も消えている。市場調査(という名のお買い物と食事)を開始だ

新鮮な海の幸がいっぱい並べられている。本誌でも連載をしている海産物大好きの同業者に声をかけなかったのが悔やまれる。なお、海鮮は午後2時過ぎにはすべて売り切れてしまうので、昼前には顔を出したいところだ

ちょっと観光っぽいこともしてみる

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