VAIOは新型ノートPC「VAIO S11」を発表しました。従来どおりソニーストアと各家電量販店で取り扱われるほか、新設された同社の直営オンラインストアで一部モデルが扱われます。
ソニーストアでのVAIO OWNER MADEモデルの受注は本日から開始。価格は12万3984円からとなっています。
VAIO社として初のLTE対応SIMフリーPC
VAIO S11は、11.6インチのタッチ非対応フルHD解像度(1920×1080ドット)解像度ディスプレーを搭載したノートPC。最大の特徴はLTE&3G対応のSIMフリーモデルが用意されている点。マイクロSIMが利用可能で、LTEはBand1、3、19、21、3GはBand 1、19に対応。ドコモ系のMVNOのSIMであれば問題なく利用できます。
また、同社はNTTコミュニケーションズと協業し、PCでの利用に特化した「VAIOオリジナル LTEデータ通信SIM」の提供を開始。「手間なし1年間プラン」(32GBまで高速通信)、「手間なし2年間プラン」(64GBまで高速通信)、「手間なし3年間プラン」(32GBまで高速通信)の3種類のプリペイド型が用意され、日ごとの通信制限の設定はなし。専用のユーティリティーソフトが提供され、高速通信可能容量の確認のほか、高速通信と容量を消費しない基本通信モード(上下最大200kbps)を切り替えられます。スタート当初はVAIOストアでのみ取り扱われ、S11と同時に購入した場合は、特別価格で購入できます。
VAIOオリジナル LTEデータ通信SIM | ||||
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プラン名 | 利用期間 | 高速通信利用可能容量 | 単品購入価格 | S11同時購入価格 |
手間なし1年間プラン | 1年間 | 32GB | 1万4094円 | 1万2744円 |
手間なし2年間プラン | 2年間 | 64GB | 2万4624円 | 2万2464円 |
手間なし3年間プラン | 2年間 | 128GB | 3万5424円 | 3万2184円 |
基本スペックも充実
法人需要の高いVGA端子や最先端の「USB 3.1 Type-C」を搭載
CPUは第6世代コアi(i7-6500U、i5-6200U、i3-6100U)を採用し、メモリーは4GBもしくは8GB。ストレージは128、256、512GBを選択可能で、256GB以上はPCIe Gen.3接続の第2世代High Speed SSD採用機となります。OSも選択可能で、Windows 10 Home、ProのほかにWindows 7 Professionalを指定できます。本体サイズは284(W)×190.4(D)×19.1(H)ミリ、重量は約920〜940グラムとなります。
また、11インチ機と小型ながらもインターフェースは充実しており、VGA出力、有線LAN、USB3.0×2、SDカードスロットのほかに、最新の規格であるUSB 3.1 Type-C/Thunderbolt 3兼用ポート(Power Delivery非対応)も備えています。
気になるバッテリーのもちは、JEITA Ver2.0の測定基準で約15時間。また、「VAIO Pro13|mk2」と同等の150kgf加圧振動や、90センチ落下、本体ひねり、ペン挟みなどの高耐久性も実現されているため、出張や出先で使うPCとして使うのに最適なモデルと言えます。
外出先などで使うセカンドPCの購入を検討していたという方は、ぜひチェックしてみてください。
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