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鯛焼きを食べるのは頭からでも尻尾でからでもどうでもいい

2015年12月03日 00時00分更新

 鯛焼きを食べるのは頭から、尻尾から、背びれから、ヒレから。

 たまに話題になって、そこそこ盛り上がるこのネタですが、鯛焼きをどこから食べようたってどうでも良くないですか。
 ちなみに私は尻尾からです。あんこってものによっては甘すぎてもたれるので、適度にあんこが薄くカリカリした触感がある尻尾を熱いうちに食べるのが私の主義。そうつまりは、好きのものをはやめに口にしたい主義なのです。

鯛焼きの話は、おいておきます。

 小学生の時に話題になったネタで、給食で好きなおかずを先に食べるか、最後まで残しておくか。

 人によっては、あんかけ焼きそばのうずらの卵が好きだから最後まで残しておく(だいたい痩せ形のかわいい女の子だった気がします)、なんてのもききましたが、私は断固として好きなものは早いうちに食べておく。

 なぜって。その瞬間に隕石が落ちてきて、好物を食べる直前に死んでしまうかもしれないから。

おいしいもの早いうちに食べないとその瞬間死ぬかもしれない。

 それは嘘です。絶対君主制の兄に支配されていた家庭環境が大きいでしょう。

 「お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの」ジャイアンの名言きく前から知っていた、このセリフ。お母ちゃんが用意してくれたおかずは分配関係なく兄の腹に収まる。アイスやゼリーに関しては、「名前書いておいたから」なんてのは一切通用せず、なくなる。所有権なんて性善説にもとずく実体のないものと気が付きました。

 だから、好きなものは早く食べる、じゃないとなくなる。これは体に染みついた当然の行動でした。

これ、いつ食べたか覚えていない。

 さて、そんな過去もありますが、今は私の飯をかっぱらう人は周りにいません。駆逐しました。ですがそれでも、好きなものは先に食べる。その信念に変わりありません。

 なぜなら、私、たいてい日が沈んでからの食事は酒と一緒にたしなむのですが……、おわかりでしょう。

 はじめに旨いもの食べた、おいしかった、覚えている。あとのほうで旨いもの食べた、なにそれ、覚えていない。

ぶれているけど、これなに?

 という悲しい事態が起こりがちです。皮肉なことに、職業がらかスマホ世代だからか、おいしいそうなものを食べるときは、酩酊していても写真に残していたります。なので、あとからスマホのライブラリーを見ると……。なにこれ覚えていない、食べたの? があったりします。

 悲しい、悲しい。

これもいつ食べたの……?

 おいしいものを食べたはずなのに記憶に残っていないというもったいないことが。あとダイエット的な観点として、記憶にないはずなのにカロリーとして蓄積されている。色即是空。なんてむなしい。

 そう。なので今の私はとしては、好きなものは早く食べる、じゃないと忘れる。

おいしそうなおでん。これどこの店のなの?

 そんなことを胸に、好きなものから優先的に食べています。

 鯛焼きの話はどこにいったかって? 毎回このコーナー苦しいんだから、つっこんでくれるな。いじょっ!

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