飲食店は起業して約半数が2年以内に廃業するという開廃業率が非常に高い業界だ。廃業してしまったお店は何が悪かったのか、人気のあるお店は何が良かったのか。さらにIT化がまだまだ進んでいない業界のひとつだ。それがIT化によって、どう変えていくことができるのか。
そんな疑問に応えるため、ASCIIのベンチャー、スタートアップ応援チーム“大江戸スタートアップ”によるセミナー企画大江戸スタータアップアカデミー『ITが変える食の現場 クラウド化、ビッグデータ分析で増えるおいしい店』が2015年11月30日に開催する。
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今回は食とITをテーマに、飲食店に特化したクラウドファンディングサイト『キッチンスターター』の渡辺浩志代表取締役、クックパッドのビッグデータサービス「たべみる」から中村耕史事業責任者、飲食店向けクラウド型予約台帳を提供するトレタの中村仁代表取締役を迎えて、各事業の説明、飲食業界とIT化、グルメサイトとの付き合い方についてパネルディスカッションを行なう。
現在、上記Peatixの予約ページでセミナーの参加者を絶賛募集中だ。3社からIT化のトレンドを知ることは、けっして飲食業界だけに限らない。あらゆる業界に向けて応用の効く話が聞けるセミナーとなるはずだ。
飲食店の開業から運営までITが役立つことは？
パネルディスカッションのメインテーマは、「ITでおいしいお店は増えるのか？」、飲食店開業の新規企画、オープンまでのお店つくり、日々の運営、さらに繁盛店をつくるため、どうITやインターネットを利用できるかを3社からノウハウを引き出す。
自身も飲食店を運営しているトレタ中村代表。トレタのクラウド型予約台帳のシステムは中村氏の経験から、自身の飲食店でどう効率よくできるかを元に開発されたという。現場のオペレーションを簡略化でき、使いやすいシステムをつくる。ITの力が具体的に実際の店舗に恩恵あたえているかわかるはずだ。トレタの導入実績では、合理的に運営ができることで100万円以上も売り上げが上がった例も出てきているというから驚きだ。
飲食のトレンドをいち早くつかむ
店舗を運営していく面ではトレンドをいち早くつかむことが重要だ。クックパッドに投稿される大量のレシピ、検索履歴を利用して、食のトレンドを抽出し、データとして食品メーカーなど飲食業界へとデータ提供を行なっているクックパッドの「たべみる」。クックパッドは内食のデータだが、これが外食産業へ波及していく例も実際に起こっているという。今年の流行語にもなった“おにぎらず”は手軽さから家庭で親しまれ、クックパッドから流行したものだが、いまはカフェなど外食にも広まってきている。
クラウドファンディングでビジネス化を支援
インターネットを利用して飲食店の資金募集をするキッチンスターターは、クラウドファンディングを利用して、どうビジネスにしていくか戦略的に展開する手助けをしている。今後は飲食店だけでなく、食自体をテーマにどうクラウドファンディングの展開の幅を広げていくという。代表の渡辺氏自身もIT業界に20年以上携わり、携帯電話のシンビアンOS、ソーシャルゲームの黎明期で活躍、食に限らずIT業界の幅広い話題を聞けそうだ。
『ITが変える食の現場 クラウド、ビッグデータ分析で増えるおいしい店』
●開催概要
■日時：2015年11月30日（月）
受付開始 18時30分 開演 19時 終了予定 21時30分
■場所：株式会社KADOKAWA 角川第3本社ビル 9F（予定）
東京都千代田区富士見1-8-19
■入場料：2000円（学生500円）
■募集人数：合計50名（予定）
■主催：KADOKAWA
■内容
第一部：各サービスのご紹介
KitchenStarter（キッチンスターター）
クックパッドのビッグデータサービス「たべみる」
トレタ
第二部：スペシャルトークセッション
登壇者：
渡辺浩志氏（株式会社キッチンスターター 代表取締役）
中村耕史氏（クックパッド株式会社 トレンド調査ラボ 「たべみる」事業責任者）
中村仁氏（株式会社トレタ 代表取締役）
司会：
栗田朋一氏（株式会社外食広報会 代表取締役、東京PRアカデミー主宰）
※セミナー後に交流の時間を用意しています。
※プログラム内容は予定です。都合により変更となる場合があります。
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