イケメソが優しく涙をぬぐってくれました
涙を流したタイミングで、イケメソのお兄さんが優しく頬をハンカチでポンポンしてくれました。
イケメソのお兄さんは口にはしませんが、「強がってないで泣いてもいいんだよ」と言ってくれているよう。
泣くなんて恥ずかしいよーーー、ぢぐじょーーー。
……と、羞恥心でいっぱいでしたが、ちょっと泣いたあとはなんだか気持ちがすっきり。あれ、なんか仕事でモヤモヤしていた気持ちも楽になったかも。
それは正しくて、冒頭でも少し触れた泣くことよるストレス解消効果は、セロトニン研究の世界的権威である有田秀穂先生にも提唱されています。感動の涙を流すことで脳のスイッチが緊張やストレスに関係する交感神経からリラックスした状態へと切り替わり、精神が心地よい状態になるということ。
イケメンも泣いていた!
ところで、動画なかばでイケメソのお兄さんを見たら。
おや、イケメソさん。もしや……。
メソッと泣いていました。
あらためて説明しよう。『イケメソ宅泣便』とは、メソメソ泣くイケメン、すなわち“イケメソ”による出張涙活サービスなのである。
こんなに渋くてかっこいいお兄さんも人前で泣くなんて意外ですが、なんだか親近感がわくような。
ちなみに一緒に動画を見た同僚のゆうこばは、「ペット関連の話はウルっとくる」といいながら、結局ひと粒も涙は見せませんでした。別に彼に人間的な感傷が足りてないとかいうつもりは一切なく、宅泣便の動画を見ても泣くかは個人差があるんですね。
メソメソ泣くイケメンはモテる
そう、ゆうこばは泣きませんでしたが、泣く男性はモテるそう!
ひと昔前は「男子たるもの親の死に目以外は涙を見せてはいけない」とも言われましたが、今はむしろ感傷的に泣いてしまうボーイが女性からの評判が良く、それは2013年から複数回開催されている涙活イベントでの参加者の動向をみても明白だそう。
なので『イケメソ宅泣便』の企画は、精神的なケアに良いとされる“涙”を宅配し、さらにイケメンに一緒に泣いてもらいたい女子の願望を満たすというダブルのバリューがあるのです。
なお、イケメソのみなさんは、全米“感涙協会”が認定している新しい医療職である感涙療法士の資格をもった涙のプロ。なので安心して涙を流して大丈夫です。
みんなで涙を流すと仲良くなれる
『イケメソ宅泣便』のサービスは9月からスタートしたばかりですが、この2ヵ月あまりで女性が多い職場を中心に20社ほどお呼びがかかり、福利厚生の一環として活用されるケースが増えてきた、と涙活プロデューサーの寺井広樹氏は語りました。
オフィスで涙活があると、個人的なリフレッシュのみならず、打ち解けた人間関係づくりにも結びつくということ。事実、涙活後には強面の人の表情が和らぎ会話が弾むということはよくあり、一緒に涙を流すという体験をすることで、互いに理解も生まれてくるのでしょう。
あくまで法人向けのサービスで、「個人向けの行き過ぎたサービスであると誤解がないように」ということでした。
なお、朗報。今はスタッフは“イケメソ”と男性のみに限定していますが、今後要望があれば女性のスタッフも検討しているということ。一緒に泣いてくれる女性派遣サービスって、男性の職場から人気が殺到するのではないでしょうか!?
料金は1回7900円、関東近郊のみが対象です。カッサカサに乾いている職場のみなさまは、いかがでしょう。
イケメソによってオプションもあるかも
最後に、昭和顔大人イケメソさんは、特別にお得意の三線と沖縄の唄を披露してくれました。声が澄んでおり、泣くというより癒されました。イケメン三線サービス、いいな。毎日ききたいな。
最後にいいますが、記者は泣く男性は好きじゃないです。泣いたところで何がどうなるの……、と思います。
ですが、やはり優しい男性は好きです。「泣かないように強くなって欲しいけど、また涙を流したくなったら私のところに来てもいいんだよ」と、一回泣いたのにやたら上から目線でイケメソの帰りを見送った記者ナベコでありました。
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