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ネスレは『SPECIAL.T』の上位モデルとなる『SPECIAL.T My T.』を発表

「玉露」のためだけにパワーアップしたネスレのお茶マシンの真価は?

2015年09月30日 12時25分更新

玉露をマシンで淹れてみた

 製品発表会では、記者ナベコも玉露を自分の手で淹れて、味わってきました。

 こちらが玉露のカプセルです。なお、カプセルの内部にはネスレ独自のチップが入っており、穴で抽出プログラムをマシンが適した抽出プログラムを読み取る仕組みです。これは従来のカプセルも同様。

 水をセットした状態で、カプセルをポンとマシン内部に設置。

 この段階で、好みの濃さを5段階から選べます。
 既存モデルとの数少ない変更点のひとつが、濃さの調節機能の追加。デフォルト以外に、薄めに2段階、濃いめに2段階でボタンを押して濃さが調整できます。

 濃さを決めたらTマークのボタンをプッシュ。これだけです。簡単。

 数分の後、きれいな色の玉露が抽出されました。

 最後に落ちてくる旨みが詰まった一滴、黄金の一滴も出るということ。

至福の一服

 玉露、私はたぶん、人生ではじめていただきました。
 スーと入ってくるのに、味の膨らみがすごいです。かつお節や昆布、トリュフにも含まれる旨味成分が入っているということで、豊かな香り、コク、旨みが素晴らしいこと!

 胸がすく、一服。

 茶葉からここまで豊かな味わいが生まれるとは、日本人でありながらあらためて日本茶の世界の深さに触れた思いです。
 トレビアーン!

かぶせ茶、煎茶などは従来マシンでも対応

 日本茶のカプセルは、玉露以外にも、京の匠福寿園シリーズとして“かぶせ茶”、“玄米茶”、“煎茶”、“ほうじ茶”が発売されます。これは、従来の『SPECIAL.T』でも対応。新しいマシンでしか淹れられないのは、しつこいようですが玉露だけなのです。そのこだわりが! 

 玉露を淹れられる『SPECIAL.T My T.』の開発に至ったのは、世界的に日本茶が注目されているのに、本当においしい日本茶を知る機会が少ない、という背景からでした。ネスレと福寿園で、おいしい日本茶をひとりでも多くの人に飲んでもらい、世界の人に知ってもらいたい、という想いが合致したのです。
 なのでマシンは、まずは日本で発売されたのちに世界展開が予定されています。

従来の世界の紅茶、ティーにも対応

 日本にそろそろ、紅茶といった本格的なお茶ブームが来るでしょう。コンビニのカウンターコーヒーによる、コーヒーへの意識の高まりがあり、飲み物全般についてのリテラシーが引き上がっています。
 ですが、淹れ方によって味が違うお茶の世界は、一筋縄ではありません。『SPECIAL.T My T.』は世界の様々なお茶を、適した淹れ方で飲めるため、玉露を含む本物の味を知るための投資としては悪くはないのではないでしょうか。紅茶など通常のカプセルの標準価格は、ひとつ70円程度です。

従来のカプセルにも対応

世界のお茶を淹れられる

10月2日からミッドタウンでイベント

 なお、10月2日(金)、10月3日(土)にかけて、東京ミッドタウン芝生広場では、ネスレの体験イベント『京の匠ガーデンサロン』が開催。『SPECIAL.T』のカプセルにちなみ、巨大な透明カプセルで茶匠がふるまう日本茶を味わえます。
 お茶を不思議なカプセルで飲むという特殊な体験に、思い出に残ること間違いです。週末のお出かけ候補にぜひ。

巨大なカプセルが東京ミッドタウンに

<マシン>
『SPECIAL.T My T.』
・希望小売価格:1万2800円
・発売日:10月15日

<カプセル>
SPECIAL.T 京の匠福寿園シリーズ
『玉露』/3個入り/2592円/11月中旬発売
『かぶせ茶』/10個入り/2160円/11月中旬発売
『玄米茶』/10個入り/756円/10月中旬発売
『煎茶』/10個入り/756円/10月中旬発売
『ほうじ茶』/10個入り/756円/10月中旬発売

※販売店舗は、京の匠サロン、ネスレ通販オンラインショップ、家電量販店など。カプセルの『玉露』、『かぶせ茶』、『玄米茶』は量販店では販売しません。

9月30日20時30分追記:記事を修正しました。

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