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社長のJack Wang氏が日本市場への思いを話す

第10世代Core搭載の世界最小2 in 1ノートPC OneMix3Pro発売

2019年11月21日 13時30分更新

OneMix3Pro

第10世代Core搭載のOneMix3Pro発売

 テックワンは11月21日、ONE-NETBOOK Technologyの8.4型2 in 1ノートPC「OneMix3Pro」を公式通販サイト、ヨドバシ.com、ビックカメラ.com、Amazon.co.jpを通じて販売すると発表した。公式通販サイトではすでに予約販売を開始しており、12月下旬から順次出荷する。直販価格は12万8698円。

 OneMix3Proは、第10世代インテルCore i5-1021Yプロセッサー、512GB SSD、16GBメモリーを搭載した8.4型(2560×1600ドット)ノートPC。そのほかのスペックは802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1対応、USB 3.0 Type-A、USB Type-C、microSD、microHDMI、3.5mm音声入出力端子など。

 サイズはおよそ幅204×奥行き129×高さ14.9mm、重量はおよそ659gで、ディスプレーを360度回転し、タブレットスタイルでも使用できる。同社によれば、クアッドコアのCPUを搭載した2 in 1のUMPC(ウルトラモバイルパソコン)として、世界最小だという。

日本市場向けには、日本語配列のキーボードを採用する

 「OneMix3」では英字キーボードを搭載していたが、OneMix3Proでは、テックワンと共同開発した日本語キーボードを搭載している(キーピッチ18.2mm)。このほか、テックワンが代理店となる国内正規品には、日本語マニュアルが付属し、1年の製品保証、国内サポートが受けられる。

 光学式のポインティングデバイス、指紋認証センサーを搭載するほか、ディスプレー部分は4096段階の筆圧感知に対応。専用のスタイラス「OneMix3シリーズ専用デジタルスタイラスペン(2048段階筆圧感知)」も3000円で用意する。バッテリー容量は8600mAh。USB Type-C経由での急速充電にも対応する。

熱を抑えつつ、バックライトも搭載

 ONE-NETBOOK Technology社長のJack Wang氏、ONE-NETBOOK Technology副社長のJason Zeng氏が、都内で開催された発表会に合わせて来日。製品について話してもらった。

左から正規代理店テックワン 代表取締役社長の中林 秀仁氏、ONE-NETBOOK Technology 社長のJack Wang氏、ONE-NETBOOK Technology 副社長のJason Zeng氏

 「OneMix3と比較すると、OneMix3Proは発熱が15%ほど抑制されています。Core i5-1021Yを採用することによる処理性能の高さ、排熱機構の最適化で実現しました。キーボードにはバックライトを搭載していますが、このサイズにバックライトを入れようと思うと、熱処理のために開けておきたいスペースがどうしても限られてしまうんです。バックライトを搭載しつつ、熱処理も最適化するのは苦労した部分です」(Jack Wang氏)。

 「それから、ヒンジ部も改善しています。前モデルは、しっかりと作られていて頑丈という声もある一方で、すこし開きにくいという意見もいただきました。OneMix3Proでは、スムーズに開閉でき、耐久性も高い、ベストなバランスを目指しました。ちなみに、ヒンジ部のパーツは『粉末冶金』という技法で製造しています」(Jason Zeng氏)。

国内での販売は現時点で未定だが、中国で縁起のいい色とされる赤に、鯉のデザインをあしらった限定モデル「OneMix3Pro Koi Edition」も用意される

 「私たちが海外進出を考えたときに、真っ先に候補に挙げたのが日本なんです。日本とは連絡を密にして、アフターサービスなどの面でもスムースにやり取りできる関係を作ることができています。それから、私の家族が日本に留学していたり、親戚が日本に住んでいたりするので、日本には親しみがあります。私自身が日本が大好きだというのも理由のひとつですね。私たちは製品を自社の工場で生産していますが、日本の企業でエンジニアをしていたメンバーもいるんですよ。

 OneMix3Proは、現時点で最高のUMPCだと自負していますが、これから先も、スペック面でも、デザイン面でも、いい製品を作って提供していきたいと思っています。日本の皆さん、私たちの製品をこれからもよろしくお願いします」(Jack Wang氏)。

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