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Galaxy Foldの日本発売が待ちきれないので海外版を開封した

2019年10月12日 12時00分更新

巨大なパッケージに興奮!
24万円で未来の技術が使えると思えば安い!?

 折り曲げられるディスプレーの「Galaxy Fold」がいよいよ日本でも発売されます。海外では9月から販売されていますが、日本ではauが10月25日に発売とまだちょっと先。中身をすぐに見たい方もいると思うので、海外版をいち早く開封したときのファーストインプレッションをお届けします。au版はほとんどグローバル版と変わらないので、購入の参考になればと思います。

 ちなみに私は4月に先行で一部のユーザーに配布された初期バージョンにも触ったので、今回はそれとの比較もしてみたいと思います。

改善された新しいバージョンを海外で取材したときのもの

 パッケージは正方形で、中にはGalaxy Foldが開いた状態で収められています。こんなに大きなサイズのスマートフォンは今までに見たことがありません。この大きい画面が折りたためると思うとワクワクします。

スマホのパッケージとは思えない大きさ!

 ディスプレーは最近のスマートフォンのようなガラスではないため、少し柔らかいのですが、硬いもので押したり引っかいたりしなければ傷が付くことはないでしょう。初期バージョンのモデルと較べると少し硬くなったようにも感じます。また、折り曲がるヒンジの部分には小さなT字のストッパーがつけられたので、ほこりが入ったり、そこからディスプレーの表面をはがすことができないようになりました。初期バージョンはヒンジ部分の問題が続出していたので、その点が改良されています。

サムスンが10日に開催した発表会の様子

原宿のGalaxy Studioで行なわれました

 本体を閉じると4.6型ディスプレーのスマートフォンになります。横幅が狭く細いので、女性でも片手でしっかりと持つことができます。また、ディスプレーは上下にやや狭くなっていますが、そのおかげで本体を握ったまま片手でタッチ操作ができます。

Galaxy Studioに展示されているGalaxy Fold

 本体を開くと7.3型の大きいディスプレーが現れます。さっきまではスリムなスマートフォンだったのに、一瞬でタブレットに変身します。この大画面なら動画や写真を見るのがよりいっそう楽しくなります。また、画面を分割して3つのアプリを同時に使うことができるので、調べ物をしながらSNSでつぶやいたり、地図を検索しながらお店の情報を調べる、ということもできます。他のタブレットと比べても、このユーザーインターフェースは使いやすいですね。

au版はグローバル版がベースなので、見た目などはほぼ変わらない

 標準(広角)カメラと超広角カメラ、望遠カメラを搭載しているので美しくダイナミックな写真が撮れるのはもちろんのこと、写真や動画を撮る時も撮った後も大画面で見ることができるので、普通のスマートフォンにはない新たな写真の楽しみ方を体験することかできます。そのほか、カバー側にひとつ、サブカメラとして2つ、合計6つのカメラというのもこれまでのスマートフォンの歴史の中で珍しい構成です。

 今までにない新しい製品なので開封動画は驚きの声ばかりになってしまいましたが、手にしてみるととても使いやすく、折りたたみの形をうまく活用できるスマートフォンだと思います。au版は約24万円とお値段が気になりますが、スマホの未来を体感できる革命的なGalaxy Foldはぜひゲットしたいところです。

au「Galaxy Fold SCV44」の主なスペック
メーカー サムスン電子
ディスプレー 7.3型有機EL(21:9)
4.6型有機EL(4.2:3)
画面解像度 7.3型 2152×1536ドット
4.6型 1680×720ドット
サイズ 開 約118×161×6.9mm
(最厚部7.6mm)
閉 約63×161×15.7mm
(最厚部17.1mm)
重量 約276g
CPU Snapdragon 855 2.8GHz+2.4GHz
+1.7GHz(オクタコア)
メモリー 12GB
内蔵ストレージ 512GB
OS Android 9
FeliCa ×
カメラ画素数 アウト:1600万画素(超広角、F1.9)
+1200万画素(広角、F1.5/F2.4)
+1200万画素(望遠、F2.4)
サブ:1000万画素(F2.2)
+800万画素(F1.9)
カバー:1000万画素(F2.2)
ワンセグ/フルセグ ×/×
防水/防塵 ×/×
バッテリー容量 4380mAh
生体認証 ○(指紋、顔)
連続通話時間 約3040分
連続待受時間 約470時間
USB端子 Type-C
カラバリ スペース シルバー

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