2019年10月08日09時00分

子どもはネットでも勉強 動画で学ぶ高校生も

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ネットでも学習する子どもたち

 「子どもが家でスマホばかり使っていてイライラする」「子どもが眼の前でスマホを使っているとイライラして叱ってしまう」という保護者は多い。「もうスマホはやめなさい!」と子どもを叱ったことがある人は多いのではないか。

 スマホやタブレットといえば動画・音楽視聴やゲームなど娯楽で使う印象が強いかもしれないが、実際は必ずしもそうではないようだ。子どものスマホ・タブレット利用実態について見ていきたい。

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難しい学習内容を講義してくれるYouTuberは多数いる
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学習内容を管理できるSNS「StudyPlus」

 バンダイの「小中学生の勉強に関する意識調査」(2019年3月)によると(https://www.bandai.co.jp/kodomo/pdf/question250.pdf)、「タブレット教材で勉強する」は12.6%、「インターネットで調べながら勉強する」は9.3%と、デジタルデバイスやインターネットを学習に活用している子どもが約1割いることがわかっている。

 小学生の息子も、わからないことがある時には「スマホで調べて」あるいは「検索すれば」と言ってくる。タブレットやスマホを娯楽で使うだけでなく、プログラミング学習は小学1年の頃からやっていてお気に入りだ。

 私も子どもがわからないものについて教えたい時にはとても便利に使っている。「山口県ってどこ?」と聞かれたときに日本地図を示して場所を見せたり、「平行四辺形とひし形の違いは?」と質問したときに実際の図形を見せて説明したりと、実物を見せられることの教育効果は実感している。

動画視聴で学習する高校生たち

 当然、高校生になるとこの割合はさらに増え、それどころかスマホを学習に利用している。スタディプラスの「高校生のスマートフォン利用に関するアンケート」(2018年8月)によると(https://info.studyplus.co.jp/2018/07/17/986)、「スマートフォンを勉強に利用したことがある」割合は87.9%と約9割に上る。

 スマホを利用する理由は、「調べ物をするときにインターネットは手軽にできるから」(49.0%)、「場所を選ばずに勉強できるから」(42.9%)、「隙間時間で勉強できるから」(40.8%)などとなっている。

 なお、スマホで勉強をするときに使うサービスは「YouTube」(43.8%)、動画教材「スタディサプリ」(23.2%)、学習管理SNS「StudyPlus」(20.4%)など。スタディサプリは小学生から大学受験生まで対応しており、学年・教科を選んで授業動画が視聴できる動画教材アプリだ(月980円)。

 実は、わかりやすい学習内容を配信するYouTuberは多い。難しい学習内容を動画で学ぶことは一般的になっており、「映像で見たほうがわかりやすい」「わからないことは何度でも見直せるからいい」と好評なのだ。

 過去に「勉強垢」について解説したが、それ以外にも動画やアプリ、インターネット検索などを学習に活用している学生は多いようだ。「遊んでいるようにしか見えないので心配」という保護者の気持ちもわかるが、子どもが実際にはスマホなどで何をしているのか聞いてみてはいかがだろうか。


著者紹介:高橋暁子

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 ITジャーナリスト。書籍、雑誌、Webメディアなどの記事の執筆、監修、講演などを 手がける。SNSや情報リテラシー教育に詳しい。『ソーシャルメディア中毒』(幻冬舎)、『Twitter広告運用ガイド』(翔泳社)、『できるゼロからはじめるLINE超入門』(インプレス)など著作多数。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などメディア出演も多い。公式サイトはhttp://akiakatsuki.com/、Twitterアカウントは@akiakatsuki

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