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SF的手のひらコントロールが可能になったXperia Touchを実機レビュー

2018年08月20日 10時00分更新

 多種多様で魅力的なガジェットをリリースするソニー。そんなソニー製品をXperiaを中心に、ITライターのジャイアン鈴木氏がレビューします。今回はポータブルプロジェクター「Xperia Touch」の新機能をレビューします。

 「マイノリティ・リポート」や「アイアンマン」など最近のSF映画ではよく未来のコンピューターの操作方法として「ジェスチャーコントロール」が描かれてきました。そんな夢のジェスチャーコントロールを可能にするファームウェアアップデートが、壁やテーブルをスマートスクリーン化するスマートデバイス「Xperia Touch」へ8月1日から提供されました。今回はこのジェスチャーコントロールを試してみましょう。

「Xperia Touch」(ソニーモバイル製)実売価格13万円前後

 Xperia TouchはAndroidを搭載したポータブル超単焦点プロジェクター。本体前面に赤外線とイメージセンサーが搭載されており、壁やテーブルに写した画面を最大10点のマルチタッチで操作可能です。

指の位置、動きを毎秒60フレームでリアルタイムに検出しており、スマホやタブレットの画面に直接触っているような感覚で操作できます

 2017年11月に先行されて搭載されたのが「ポインタジェスチャー」。指先を持ち上げるとそれを認識し、画面にポインタが表示されます。そのまま上下左右に動かすとポインタを移動、指先を曲げるとタップ、指先を曲げたまま動かすとドラッグ操作が可能。複数の指を使う操作はサポートしていませんが、離れた場所からXperia Touchを操作可能なわけです。

ポインタの位置情報は正確。慣れてくれば絵を描くことも可能です

 そして、8月1日に新搭載されたのが「リモコンジェスチャー」。手のひらを開いて持ち上げると「操作パネル」が表示され、再生/停止、戻り/送り、音量調整ボタンを手のひらを握る動作でタップ可能。操作パネルのボタンは大きめなので、ポインタジェスチャーより素早く操作できます。また、指先を唇に当てるとミュートをオンオフする機能も搭載されています。

リモコンジェスチャーはYouTubeだけでなく、VODサービスの多くで利用可能です

これでミュートをオンオフできる

 非常に未来的、かつ実用的なジェスチャーコントロールですが、利用にあたっては注意事項があります。指または手を検出できるのが距離約1~4m、角度はカメラの中心から上下約50度に限定されるのです。範囲外では反応しないのでご注意ください。

Xperia Touchの本領は壁やテーブルに写した画面の操作で発揮されます

 SF的なジェスチャーコントロールを壁やテーブルだけでなく、空中でも利用可能になったXperia Touchのユーザーインターフェースはなかなか新鮮です。8月24日までオンライン動画配信サービス「Hulu」の12ヵ月ぶんクーポン(1万2084円ぶん)がもらえるキャンペーンが実施されているので、購入を検討してみてはいかがでしょうか?

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