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TUIグループがVR旅行アプリを提供

ドイツの大手旅行代理店VR技術を導入

2017年11月01日 17時30分更新

 InstaVRは10月26日、ドイツ・ハノーファーに本社を置く大手旅行代理店のTUIグループがInstaVRを導入し、VR体験を利用した旅行販売を始めたと発表した。

 今回導入されたInstaVRはGear VRやDaydreamなどのハイエンドモバイルへの出力に対応。ハイエンドモバイルVRを使うと精細な360度画像、動画を使って容易に視聴体験を提供できるようになる。

 また、InstaVRが先日発表した「遠隔VR接客機能、同時視聴・案内機能」をあわせて活用することで、同時に複数の人にVR体験を提供できるという。

 VR旅行アプリは顧客に体験してもらうことで、言葉では伝わらない感動を伝え、契約スピードの短縮および成約率をアップが期待できる。TUIグループでは何年も売上高が変わらなかったホテルでVR運用を実施した結果、一定の成果を出しているとのこと。

 TUIグループ、ディスティネーションサービス部門でイノベーションラボ マネージャーしているChris Carmichael氏は、次のように語ってる。「私たちは完璧な技術的ソリューションを探している中で、InstaVRに出会いました。InstaVRはVRアプリをひとつ作成するのに、たった1時間で全て完了できます。すでにTUIグループでは、90以上のVRアプリを作成しています」。

 同氏はさらに「いままで旅行に興味のなかった顧客も、Gear VRを接客カウンターに置くだけで興味を持ってくれます。VRが会話のきっかけになり、自然に旅行案内を開始することができるようにもなりました」と述べている。

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